内容説明
行人の頑張りもあって、ようやく七年ぶりに学校に通えるようになった花屋敷澄花。でも全くクラスに馴染めない澄花は休み時間のたびに行人のクラスで過ごす始末。そんな彼女を想って行人が考えたことは……やっぱり彼女が大好きな趣味である聖地巡礼に絡んだ方策なわけで──。 今回の最初の聖地は多摩センター&立川。とあるアニメを体感しつつ、あげくは秩父で初お泊まりを決行──!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
18
これはあれか。文庫じゃなくてパンフレットか。相変わらず手を変え品を変えやってることはいつもどおりと。まぁその安心感があるからここまで読んでるのもあるけど。この作品のいいところは聖地巡礼を単なる舞台訪問だけに留めずに近隣のグルメとか周辺への注意とかちゃんと書いてあるところかなぁ。ただ、まだ拡がる前で(というか拡がる前に打ち切られた?)あるのは確かだけど、今までの作品にはまだあったキャラへの魅力がどうにも見えてこないんだよなぁ。2015/04/10
まりも
7
うーん相変わらず薄いなぁ。 聖地の紹介としてはそれなりなんだけど小説としての出来を見ると非常に微妙なんですよね。なんというか行人との恋愛と聖地巡礼の関係性が1巻よりもさらに薄くなっているんですよね。おかげで物語単体としての出来がさらに悪くなっている。わざわざラノベとして発売するのではなく雑誌の1コーナーとしてなら許せるレベルの出来でした。次巻は買いません。2013/10/16
尚侍
6
こういう書き方もなんなのですが、この巻って必要だったのでしょうか? たしかに澄花が学校に慣れるまでのエピソードや聖地巡礼部結成のいきさつは物語の進行上必要ですけど、それがどれくらいのボリュームで描かれるかが重要なのに、本巻ではそうしたエピソードがほとんどないため、文字通りの聖地巡礼ガイドブックになってしまっています。よく取材してるし作者は楽しそうなので結構なんですが、自分的には初巻のような「聖地巡礼をテーマにしたライトノベル」を読みたいので、次巻ではその辺のバランスが調整されることを期待します。2013/10/10
たこやき
5
なんか、中身が薄い……。学校で孤立気味とは言え、家から出られない状態だったヒロインだから、第1巻に比べると深刻さは激減。終盤にある対立部分も、掘り下げれば結構、シリアスで面白くなりそうなのにあっさりと解決。どうにもとってつけたような印象になってしまう。結果、ガイドブックにちょっと味付けしただけ、というような状態に……。両立するのは難しいのかも知れないけれども、物語と「聖地巡礼」の組み合わせ方にもう一工夫ほしいところ。2014/01/14
凍矢
4
んー、読了はしたものの、着いていくのが、やっとの話。主人公が哀れに思えてきてしまいました。ヒロインが残念すぎて。共感できなかった作品でした。聖地巡礼部を、中途半端にしか作ってないしなー。2014/08/23