内容説明
「あたし……ライトノベル作家になりたいの……っ!」 それが、明るく前向きで何事にも一生懸命な女子高生・城ヶ崎奈央の夢だった。一ノ瀬渉が奈央の秘密を知った時、電撃文庫作家を目指す二人の闘いの日々が始まる。 渉が同居している従姉の編集者(通称・トメ姉)から執筆上の注意事項や書き方を学んだり、短編や長編を書く上で大事なポイントを知っていく奈央たち。さらには執筆に必要な知識を求め、時にはデート、時には体験、そしてついに電撃文庫編集部へとたどり着くのだった。 編集者二人による打ち合わせで凹まされるものの持ち前の明るさでさらに闘志を燃やす奈央。そしていよいよ電撃小説大賞に応募する原稿が上がったのだが──!? 作家打ち合わせの内容が盛りだくさんでお届けします!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
謡遥
27
いつも可愛い女の子を書いてくれる(逆にあまり他のことは憶えてないという意味で酷く印象的な)五十嵐先生の新作は、自虐モノでした(大嘘)。この作者の書きたいものは(可愛い女の子)がうんたらだと思っていますが、今回は経験に則って面白いところが多かったと思います(ぇ そしてキノのフィギュアとかいつのなんだろ。編集さんがイケメン過ぎてつらい(ぇ 同時に発売された時雨沢さんのとは、過去の話をしてるか現在進行形かの違いで努力的な意味で一生懸命の出方に差があったかなと思います。割と楽しかった。2014/01/15
よっち
24
クラスの人気者な女の子の秘密を偶然目撃し、それをきっかけに助けるようになるストーリーは、構図的にとてもソックリですね(苦笑)編集者である主人公の従姉の助けも借りつつ、女の子を手伝いながら電撃作家を目指すというお話は、ややトントン拍子に進み過ぎで、解説も含めベタな展開でしたが、とてもこの著者らしい話で安心して読めました。現時点では数巻構成くらいの奥行きで、ハプニングはあってもライバルはおらず、シンプルで予定調和的なお話になりそうですが、次巻以降いい意味で期待を裏切ってくれると、もっといいと思いました。2014/01/13
中性色
21
あら?意外ととまでは思わないけど、結構酷評が多いのね。個人的には乃木坂の次か、下手したら同じくらい面白いと思ったけど。まぁ、同作者内での比較というのが既にアレなのは置いといて。創作論的な話だが、ここまで身内かつメタな造りをする作品は珍しい。実際、そういうルールを知らない側からしたら、なるほどと思う場面も確かに少なくはない。ラブコメ方面においてはいつもの王道ベタベタな五十嵐節なのであわない人にはあわんだろうけど。ただ、一つ問題なのはこれを読んだからって電撃文庫作家に必ずなれるわけじゃないってところだけど。2015/06/28
まりも
21
期待通りのテンプレラブコメ。今月は2冊電撃からラノベ作家ものが出ていますがこちらはテンプレ通りの展開+ちょろいヒロインがいるので軽い気持ちで読めるのが強みですかね。電撃文庫のラノベ作家を目指すうえでのノウハウあり、ラブコメありだが全体的に薄いかなぁ。ある意味この薄さが作者の武器とも言えるのでアリなのかなとは思うけど次巻はいらんかな。2014/01/12
まるぼろ
17
ある事柄についてかつてライトノベル・・・とりわけ電撃文庫に救われた城ヶ崎奈央と彼女を支える事に生き甲斐を見出した一之瀬渉とのライトノベル作家としての電撃大賞受賞への道のりを描いたラブコメです・・・w 今作も大まかなストーリーとヒロインの安定さは乃木坂春香から連綿と続いている安心と信頼の五十嵐ブランドです・・・w それと電撃大賞に拘る事無く物書きとしてこう書いてこうステップアップしていけば良いんじゃないかな?と言った様な書き方はなかなか読んでて楽しく、かつ書いて見たくなる様な良い内容でした。次巻も期待です。2014/02/19
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