フラワーコミックススペシャル 薄幸日和

著者名：グレゴリ青山【著】

小学館（2015/04発売）

• ISBN：9784091363978

内容説明

日常の小さな片隅に潜む“薄幸”それを探して人は旅をする。

転校先でいじめに遭っていた夕子。
その夕子に手を差し伸べた不思議な同級生・薄井幸子。
幸子は、生八つ橋に人生の機微を読み解く
謎の少女だった。
彼女に導かれて訪れた先には、不幸の中にこそ存在する美の世界が！？

幸せと不幸せのまにまに漂う、儚さ、切なさをすくい上げる
読むとなぜか幸福になれる
異色学園ストーリー！！


「幸福か不幸か」の二元論に終止符を打つ、幸福論
ニューモード登場！！

あなたの知らない“薄幸”の世界がここに―――！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ねむねむあくび♪]

図書館の本。楽しく読了～(*´∀`)♪転校生のいじめられっ子との友情の前半部分より、やはり後半の京都ウンチク部分の面白さが上回る♪グレゴリさんは、コミックエッセイを書く方が向いてることが良く分かる１冊(笑)遊郭の痕跡を求めて歩き回ったりと、普通の少女漫画の着眼点ではない←誉めてるつもり(笑)特に、縁切り神社の安井金比羅宮のお詣りや絵馬はディープ！これリアルすぎて、もはや生中継じゃん!!(￣▽￣;)(笑)私もお詣りに行こうっと〜(￣▽￣)ふふふのふ♪

2017/09/20

[里季]

思ってたのと全然違った。グレゴリ青山さんて、繊細なんだなあ。かつ、大胆でもある。普通の漫画エッセイだと思ったけど、やはりディープな京都案内でもある。また千中が出てきた。私の好きな五番町夕霧楼の舞台も出てきて面白かったし、三条河原の恐ろしさも。。。全体のストーリーも心がほんわかとなるもので、グさんのほかの作品も読んでみたくなった。

2017/11/17

[みーなんきー]

グレゴリ青山さんが他の人との会話で、マンガが売れない、という悩みを書いていたので、今回は寄付も兼ねて買ってみた。木暮夕子という美女は、どこの学校でも、激しい嫉妬を受けいじめられる。それを救ったのが、存在感のない薄井幸子さん。

2015/09/29

[橙夜(とうや）]

転校生の夕子は美人であるというだけで、イジメにあってしまう。そんな中、クラスメートの薄井幸子が夕子に手をさしのべる。不幸の中に薄く存在する幸を、薄幸美と名付けてコレクションしてる不思議な人。幸子が夕子を連れて京都の街を歩くので行ってみたいなぁと思いました。私もタイミング悪いな‥と思うことがかなりあるので、幸子さんの言葉で考え方を変えようと思います。最後は皆幸せになってよかった！幸子さんは本当に青い鳥でした♪

2016/01/03

[アリーマ]

諸々の紀行系の後に読んでみた。ああ、なるほど、と思える独特な味の漫画。マニアックな突っ込み加減なのに、ミョーにほのぼのした感じが生まれる、と言おうか。★★★⭐︎

2020/06/07