内容説明
どういうポイントに気をつければ読者の迷いや誤解を生まない文章になるのか、作業はどのように進めれば良いのか。入門書を多数執筆し、読みやすさに定評のある著者が日頃実践しているノウハウを惜しみなく公開。『数学文章作法』シリーズ第2弾。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
36
頷きながら読んだが冷静に考えると読み手の事を考えて書くというのは至極あたりまえの事だよな。簡単ではないけど。2015/01/25
壱萬参仟縁
31
《読者のことを考える》(裏表紙)。これは意外にできないことだと思う。自己相対化を。ゴシ太はわかりやすい。正確で読みやすい文章に書き直す方法について、読者に正確に伝えること(011頁)。必ず筆記具を持って読み返す。鉛筆、ボールペン、マーカー(037頁)。ずれを探し、書き直す。何度も。著者としての自覚(053頁)。推敲を終えるタイミングは、引っかかりがなくなった時、修正して戻すことが多いとき、加筆項目がテーマからずれることが多い時(171頁)。何のために書くか? 読者のため。2016/05/09
Lee Dragon
30
分かりやすい文章を書くのはなんと難しいことか。シンプルで誤解が無い文章を書くことが仕事では求められる。正しい日本語を使うということは社会人必須のスキルではあるが学校通っているだけでは身につかない。この本のような教育内容をを国語で教えるべきだと個人的に思う。推敲する癖をつけて洗練された文章を書けるようになりたい。2020/02/17
Akito Yoshiue
7
基礎編に続いてこちらも細かい点まで目が行き届いた好著。参考になること多し。2021/11/29
まつを
5
基礎編に続き、推敲編も「読者第一」を考え、読者に誤解を与えず、自分の主張を相手に正確に伝える技術を説明している。文書を正確に書く事と、その意図が相手に正確に伝わるかどうかは別であることも述べている。ビジネスシーンに於いては、上司や役員に「不要な誤解」を与えることのない、正確に伝わる資料作りを心掛けていきたいと感じた。2015/01/18