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内容説明
中国の森羅万象を軽妙な筆致でつづる明代の随筆集。天・地・人・物・事の5部からなり,古今の文献や著者の豊富な見聞をもとに透徹した観察眼で記述する。第6巻では,日本人にも馴染みぶかい茶・書道など,物部下巻を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
13
飲食物、小物や楽器について書いた物部三、四。テレビや本を読んでいて登場する食べ物を食べたくなるあるあるが発動。果物食べたい…餅食べたい…。好きだったのは、一見ガラクタに見えるがわかる人には万貫の価値がある至宝の話をまとめた「宝母」の項。泥の中に入れたら水になる珠、土に埋めたら水が出てくる宝珠などマジックアイテム色々。どれだったか前の巻で反魂香を日本人が大枚叩いて買った話があったな。ハッとなったのは某ゲームの影響。死者の脳天すら突き刺すほど激烈な臭いなのか、思わず誘い込まれる好い香りなのか…。2023/04/21