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内容説明
発売1カ月半で使用者15人が死亡したハートショットなどますます劇薬化する危険ドラッグ。これほどまでの害毒がなぜ蔓延しつづけるのか? 製造元、売人、麻取等への取材から、身近に迫る闇の実態を明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
むーちゃん
100
読了。 ちょっと時間軸が若干古いかと。 日本人はなんだかんだいって真面目な人が多めのため、海外に比べまだ薬物蔓延は免れてるのかと。 現在コロナもあり、こと世界も変わっていくんでしょうね。2021/04/24
みゃーこ
43
危険ドラッグ台風(ハートショットによる酩酊事故)が吹き荒れた2014年以来厚労省は平成27年麻薬対策課関係予算を2億5千万から一気に11億円と5倍近い予算要求を出し、本格的に危険ドラッグ乱用防止を強化させている。デザイナードラッグを数多く生み出したことで知られるアレクサンダー・シュルギン博士(MDMAやエクスタシーなど数百種類のデザイナードラッグと称される向精神薬を合成し、それらの効能を自分でテストした幻覚剤の研究者である。)が88歳で昨年亡くなったようであるが。危険ドラッグは暴力団のシノギではなく、もっ2015/04/30
リキヨシオ
25
危険ドラックには3つの系統、合成カンナビノイド系、合成カチノン系、幻覚系がある。暴力団中心の覚せい剤ビジネスに比べて、危険ドラックは「半グレ(ヤンキー気質、堅気とヤクザの中間、非暴力団の愚連隊的存在)」が関わるビジネス。危険ドラックの関係者は儲ける事を考えて「より一層効く」危険ドラッグを開発販売している。表向きは鑑賞用で販売しているので使用法や使用量などの使用説明がされてなく危険性すら判らない。昨年の池袋事件がきっかけで縮小傾向にあるけど、危険ドラックビジネスには未練はないらしい…次はどこを狙っているのか2015/07/31
しぃたろ@記録の一部が消失:(
17
社会問題として世間を賑わせた危険ドラッグについて製造・販売業者、医学・薬学関係者、麻薬取締官から得た情報を、"半グレ"の実態を交えながら分かり易く纏めた一冊。日本の危険ドラッグ市場はほぼ壊滅状態にある様だが、"半グレ"が辿り着く"新たなシノギ"は一体何になるのだろうか。非常に興味深く読めた。2016/01/29
もよ
12
著者が医学・薬学の知識がないせいか、「危険ドラッグ」そのものに関してはほとんど内容は無いが、「危険ドラッグ稼業」に関し著者の言う「半グレ」の実態を絡めながら分かりやすくまとめられている。2015/06/12