特攻

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特攻

  • 著者名:御田重宝【著】
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061850163

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内容説明

最後の証言と機密資料を掘り起こし、特攻の真相を追う。戦闘員の死を予め前提にした戦術は、いかなる経緯で立案されたのか。神風特攻、回天、桜花、震洋という人間兵器の誕生から結末までと、そこにかかわった人間たちの悲痛なドラマを、丹念な取材でたどる。ついに突きとめえた“真実”のドキュメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オルレアンの聖たぬき

1
戦争とは、、、特攻とは、、、と現代人が『善』だ『悪だ』と断言することは難しくなっていると思った。但し、戦争を起こしてはダメという単純な話ではなく、外交交渉の末、戦争になってしまった場合、起ってしまった以上、それを出来れば日本の戦争末期のような状況になる前に、どんな形であれ終わらせる義務がある。現代のウクライナ戦争もそう。青少年の命と未来を守る為に、プーチンロシアは早く終わらせる義務がある。と読み終わって感じた。2023/08/20

アンゴ

1
「誰が、いつ、どのようにして”国家意志”としての「特攻」を決定したのかという問題」に丹念な調査、取材を元に理知的で感情を抑制した筆致で「人間兵器の誕生から結末まで、そこに関わった人間達の悲痛なドラマを追ったドキュメント。証拠のないことについては憶測で言及しない著述家の良心を感じるが、行間に陰に隠れて「兵士の闘争本能を巧みに吸い上げ恒常化させた統帥部」の本当の責任者を炙り出したい強い意志を読みとれる。我々では見落としがちな、時代の空気を知っている者だけが斟酌できる公正な姿勢の決定版的一冊。2014/02/19

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