内容説明
イカレた70年代に子供時代を過ごした僕らだけが知っている秘密の話をしよう。UFO、UMA、ノストラダムス、ユリ・ゲラー、梶原一騎、猪木、特撮、心霊、超能力…など、抱腹絶倒の昭和あるある異種格闘雑談。
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※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春風のぼる
9
『オカルトとプロレス』非常によかったです✨。怖い話やプロレス、好きです。小学校の頃からそうです。いろいろ言われがちなジャンルですが、非常に高尚だと思うのです。いやあおもしろい❗ 2018/05/15
西澤 隆
8
プチ鹿島「教養としてのプロレス」をフランクに対談でやったらこんな風になる?。ビリーバーとして盲信するのもすべて懐疑的に却下するのもツマらないし危うい。楽しみながらもどこか醒めたままでの物事への接し方は、生きていく上でのリスクヘッジとしてはとてもいい塩梅。考えてみれば「戦後の匂い」が肉親を通じて感じられ、高度成長の名残にも遭遇し、世紀末のごちゃごちゃも21世紀の「なにごともなく続いている」感じも遭遇できた僕らの世代は、とても豪華な経験をしてきているのかもしれないなあ。この本のようなトークショーがみたいです。2020/02/22
nizimasu
8
これはまさに40代から50代の文科系男子が誰もが通った世代感ですね。みうらじゅんさんのいうサブカル世代そのものをプロレスとオカルトに置き換えた対談集。むしろ、プロレスは少なめで矢追純一やムーの世界を縦横無尽に語り尽くします。その後のザインやオウム真理教についても言及していて、ある種のオカルトが行き着いた感までしゃべっているのはなかなかないのではないかな。いわゆるオカルトはあくまで笑いの延長線上にあるという感覚はこの人たちならではで面白い。つまり、真に受けてしまっては身もふたもないというのがよくわかります2015/05/24
山のトンネル
7
面白がること。2023/05/14
うまお
5
対談の中でオーケンさん曰く「プロレスとオカルトを通じて、相手や相手の考えを叩きつぶさないことを学んだ・・・ツッコミどころあっても、完全に相手をつぶさない。言い分は残すし、最終的には仲良くすること」 最近、ゼロかイチか、ガチかヤラセかみたいな極論で世界が進む傾向の中にあって、オカルトとかプロレス好きな人は、自分も含め、ほとんど嘘なんだけど、もしかしたら本当のことが含まれてるかも知れないという脳内の葛藤を繰り返しているので、極論に走らずに生きていられるんじゃないか? そんな風に思えた一冊でした。2015/04/19