内容説明
竹島問題、旭日旗問題、日本海―東海呼称問題、慰安婦問題など、日韓両国には複雑な問題が山積みである。
それらの問題になると、韓国人は日本人から見ると、理解しがたいほど激しい反応を見せる。それはなぜなのか?
韓国には、教育、政治、市民団体などを巻き込んだ「反日システム」が存在する。以前は政治家が政治利用のために用いていた反日システムだが、いつの間にか、肥大化しすぎてしまい、政治家がコントロールできないほどに膨れ上がってしまった。著者は自国が陥ったメカニズムの弊害を理論的に解き明かしていく。
“この時期”だからこそ読みたい、日韓問題の本質が理解できる1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAT-TUN
19
10年間日本在住経験がある著者。これほど優れた韓国側から見た反日論は初めて読んだ。著者曰く①韓国の反日感情は「過去」に起因しない②韓国社会は社会システムとして反日を生産、維持③システムのせいで韓国人は限られた情報しか得られないことを認識できない。これは不幸なことですね。。捏造が行われている反日教育の実態、歴代政権の反日の構築、反日で得する人(反日ビジネス、運動家)、韓国がどうすれば反日でなくなるか、日本への提言など内容良し。韓国文化観光部が指定する社会学推薦図書。日本は主張しつつ、本書を日韓共同で読むべし2013/10/30
ねこなう
7
なんで韓国の人たちはあんなに日本にいちいち過剰反応するのか韓国人の著者が解説。もはや民意ともいえる反日はマスコミ・教育によるねつ造、歪曲、政治的目的などにより、もはや自分では抜け出せない中毒状態とも言えるようだ。この本は、最近の日本にも危機感をつのらす。 最近日本のマスコミも韓国に対して「ライバル」「宿敵」などという冠言葉を使う。ポータルサイトでは、韓国人が日本のニュースに対してどう反応したかいちいちトップニュース扱い。私たち日本人も知らず知らずのうちに、反韓感情を煽られている。 2012/12/03
kyoko
6
なるほどね~。今は正しい情報を得る方法もあるでしょうから、少しでも反日感情が薄れてくれたらいいな。韓国人の著者が日本のことをこれだけ調べて書いてくれていることが嬉しい。2014/06/30
BluePlanet
5
★★★★☆ 20121023発行。これまで、韓国人の反日感情が強いのは教育のせいだと考えていたが、そんな単純な話しではない事が良くわかった。ここまで韓国において反日感情が社会のシステムの中に組み込まれていたとは、驚愕の事実だ。この状態が続く限り、悲しい事に10年、20年、いや50年たっても、今の反日国家の仕組みが変わらないのでは。韓国が反日国家となった本当の理由が、韓国人でないとわからない理由がよくわかった。一人でも多くの韓国人に読んでもらいたいが、韓国語で出版したらこの著者は抹殺されてしまうのだろうか。2012/12/08
yomihajime
4
本当に韓国人が書いたのか?日本人ではないかと思うほどの内容。金九の民間人殺人事件を民間人ではなく日本軍人として児童書に事実をねじ曲げて掲載し続ける国民性。反日憎悪というシステムが教育にすっかり組み込まれているこの国。日本にとってはやっかい至極というほかはない。韓国語はもちろん英訳・中訳して欲しい。2015/05/18
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