アクションコミックス ちちゃこい日記 (2)

著者名：サワミソノ【作】

双葉社（2015/03発売）

• ISBN：9784575844801

内容説明

中学一年生のユキコは、いつからか同じ団地に住むピータカを“男子”として意識するように。クリスマスにバレンタイン、2巻は波乱のイベント盛りだくさん! そして、雪解けとともにやってきた突然の出来事――。甘酸っぱくて切ない田舎町の初恋物語、完結!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しいたけ]

可愛らしくて切なくて、いい話だった。田舎から引っ越してきて生活に慣れていきながらも、ふと思い出す山の匂い、空気の清冽さ。自分はどっちの人間なのだろうと惑う感覚。どれも私にもあるもので、主人公らと年齢が違いすぎることは置いておき、心を寄せて読んだ。

2022/10/02

[雪待]

いつまでも変わらない物を望んでいても、時間がある限りそれは叶わない。それを悟りつつも、ピータカはせめてもの抵抗の証にユキ坊の手袋を持って行った。ユキ坊の下へ残した手袋は、雪が降る度に自身の存在を訴えるだろう。それがユキ坊の心にどの様に響くのか。その答の一端が最後のあゆみの表情だとすると、女の子って怖いなあと思ってしまう。春へ向かう物語は、ひとまず終幕。次の季節は何だろう。

2014/09/21

[チョビ]

最終章のユキ坊兄妹の恋愛模様が急展開していく姿は、大人の階段を登ってしまった感がありとても切ない。それと同時に雪がやんでしまい春になる。春ってこんなに悲しい季節だったんだなあ、と思う次第であります。

2015/08/28

[流川楓]

東北の冬の日常を描いている様子が西日本住まいの私には新鮮。 　絵柄と背景描写もよく似合ってて描きこまれているのが小さな恋物語の雰囲気に馴染んでるなあ。 　冬の寒い季節に大人にお勧めな話です。甘酸っぱさが懐かしい気持ちになりました。

2014/12/06

[kasukade]

まさか２巻で終わるとはおもいもしなかった。大好きだった雪が溶けてなくなっても次にやってくる春の兆しも同じように好きになれるはずだからハッピーエンドです！願わくばもう２巻ぐらい読みたかった。

2014/09/29