内容説明
一族から離れ、名前も変えられ育ったスカイは運命のいたずらによって宝飾デザインの才能を開花させた。そして高級宝飾店モナークから採用の知らせが舞い込む。スカイに辛い別れを強いたチャンスもまた、モナーク家の若き御曹子の力を得て成功を手に入れようとしていた。邪悪な陰謀にあやつられ、再会を果たすふたり。しかし、孤独と闘うスカイの心はすでに生涯の愛を誓うと言うあの男に傾いていた。エリカ・スピンドラー渾身の力作、衝撃のラスト。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
10
グレースことスカイは養母の手ほどきのもと天性の才を見せてジュエリーデザイナーとして頭角を現していく。グリフィンはスカイを見つけるとすぐさまモナークのデザイナーとして迎え、自分のものにしようと誘惑を…。愛する母とチャンスから見捨てられたと思っているスカイの弱い部分を的確に突き、家族ぐるみで囲い込もうとするドス黒い策士グリフィン。わざとチャンスとスカイを会わせて弄ぶつもりがやけぼっくいに火がついて大慌て。チャンスとスカイのくっついたり離れたりの繰り返しがちょっとしつこいけれど、ヤンデレ好きなので楽しかった。2021/02/11