新潮文庫nex<br> 革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―(新潮文庫nex)

  • 著者名:神永学【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2015/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101800035

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内容説明

津波に襲われ、国家崩壊の危機に瀕した日本。その復興後に到来したのは、科学技術により解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会だった。最低ランクの少年コウは、黄金の瞳をした少女イヴに窮地を救われ、白い長髪の男イザナギの許(もと)へ導かれる。与えられた世界の欺瞞に少年が気付く時、人間の可能性を信じる叛逆者(リベリオン)たちの壮大な革命の物語が幕を開ける!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

98
首都圏を直撃した巨大地震で壊滅の危機に瀕した日本。時の政府は、DNAに基づく人材登用で奇跡の復興を遂げた。しかし一方で、遺伝子による選民思想が格差社会を生み出した。切り捨てられた人々の中には、明日への希望を求めて『革命』を目指す者たちがいた。疾走感のあるストーリー展開が神永学氏の大きな魅力。キャラクターを躍動させて一気に読ませる筆運びはさすがだが、最高傑作とは思えない。世界観や状況設定に『ハリボテ』的なチープさを感じてしまったのは残念。でも、肩の凝らないエンターテイメントを求めるなら読んで損はないと思う。2016/01/26

ひめありす@灯れ松明の火

81
【新潮部 自由課題】神永さん。んー、嫌いじゃないけれど最近あんまり読まないなーと思いつつ自由課題として。選民階級だけが住む事の出来る完璧な未来都市とイヴという名前の少女。疵だらけの少年とそれを匿う選民階級の子ども。と、なんとなくNO.6を思い起こさせる始まりでした。だけど、同時に神永さんのいつものテンプレな二人なのかなとも思います。はじまりの男である『イザナギ』とはじまりの女である『イヴ』目撃者たる『ミラ』。コウは巧?抗?功?それとも請うなのかな?コウの事はまあ置いておいて、この三人の動向が気になります。2015/08/05

ケイ

79
近未来SF的なラノベという分類になるだろうか。こういった分野はあまり馴染みがないのだが、選ばれた人が防波堤の外に作ったフローィングアイランドにすんでいるという前提が、少し非現実的に感じる。むしろ、逆ではないだろうか。その後の展開にもあまり興味は持てない。2015/08/24

扉のこちら側

66
初読。2015年849冊め。ガンダムとエヴァンゲリオンとNO.6をミックスして抽出したような…。正直、作者らしい光るものが感じられなかった。遺伝子検査によりランク付けされる近未来の日本という設定の割りに、具体的にどういう仕組みでランク付けされるか等の設定が明かされないので「はあ、そうですか…」としか思えない。2015/07/21

七色一味

65
読破。一気呵成に読み切る感じではありますが、あれやこれやら説明が足りてなかったり。DNA絶対的な世界かと思ったら、どうもそうでもない。そもそもこの世界の人々の生活感が漂ってこないんですけどね。エヴァみたいなパワードスーツまで出てくる。これらのガジェットがこの後どう生きてくるのか、次巻を読まないとわからんのか、それとも読んでもわからんのか…。2015/09/16

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