ロジカル・プレゼンテーション ― 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

個数:1
紙書籍版価格
¥2,420
  • 電子書籍
  • Reader

ロジカル・プレゼンテーション ― 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

  • 著者名:高田貴久【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 英治出版(2015/02発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784901234436

ファイル: /

内容説明

<p>正しく「考え」、正しく「伝える」ことで、「良い提案」が生まれる。現代ビジネスパーソン必修の「提案の技術」を明解なステップと臨場感あるストーリーで解説し、発売以来熱く支持され続けるロングセラー。「現場で使える」論理思考とプレゼンの技法がここにある。</p><p>「日本人の若手ビジネスマンが書いた、日本の企業社会を動かすための論理思考の本」。それが本書のコンセプトである。
 昨今、色んな場面で「論理思考」の重要性が説かれているが、「欧米コンセプトの受け売り」の域を出た書籍を私は見たことが無い。「まずピラミッドで考える」「ロジックツリーを作る」「MECEを作る」…手を変え品を変え、だいたいどの書籍も書いてあることは同じだ。
 外資系の戦略コンサルティング会社で働いていた私にとって、欧米流の論理思考も十分に理解は出来る。しかし日本に生まれ育った私には、やはり「日本的な論理思考」とでも言おうか、「欧米流ではない」物の考え方の方が、日本の会社にはしっくり来る気がしてならない。そして現在、事業会社の経営企画部員としてビジネスの現場で働く中で、日々それを実感している。
 「ロジカル・プレゼンテーション」という横文字のタイトルを付けたが、内容は極めて和風である。それは私自身が、多くの日本企業をコンサルティングする中で考えた内容を体系化して書いたからだ。元のコンセプトは、サブタイトルにある「戦略コンサルタントの提案の技術」である。「ロジカル」とは「考える」という意味であり、「プレゼンテーション」とは「伝える」という意味だ。「きちんと考えて、伝えて、初めてビジネスは動く」。これが「提案の技術」であり、本書の根底に流れる考え方だ。「ロジカル・シンキング」ではない。伝えて、ビジネスが動いて、ナンボなのだ。
  30歳の1人のビジネスマンが書いた書籍である。しかし、だからこそ「ビジネスの実践現場」の感覚を忘れず具体的に書き上げられたとの自負がある。皆様にお伝えしたいのは、「とにかくビジネスをうまく行かせたい」、それによって「社会を良くしていきたい」、そう考えて私自身は本書を執筆したということだ。
 共感して頂ける皆様に、ご一読頂ければ幸いである。(本文より)</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

64
”論理思考やプレゼンテーション力を鍛えるのは、もちろん大事である。しかしそれは手段にすぎない。目的はあくまでも、それらのスキルを身につけることで理想の状態を考え出し、それを正しく伝えられるようになることである。”相手の話に納得しない場合の人の反応は「本当にそうなの?」「それだけなの?」の2種類しかないという。2018/04/05

アベシ

23
縦の論理をしっかり作り、本当にそうなの?に答える、横の論理を作り込み、それだけ?にしっかり対応すれば全体の論理はMECEに組み立てられる。論理をベースにその仮説を検証し示唆のある提案をする。課題に対して論理・仮説・示唆がしっかりできたらスライドにまとめる。オブジェクトとレイアウトに分けたスライドはパッケージ化しマテリアルとして構成する。ちなみにマテリアルとは完成版の資料群のことでコンサルティング用語だそうだ。 とても、読みやすいんだけど最後唐突に終わった印象が残った。2024/05/25

けぴ

22
論理思考力や仮説検証力は以前読んだ、『ロジカルシンキング』と重なるところがある。誰が見ても成り立つ、縦の論理、漏れを無くす、横の論理が重要。会議設計力では、議題と論点を意識して区別しないと単なる報告会になってしまう危険を指摘。日本の会議では実際多い。資料作成力は、何について書かれているか示す説明、実際の内容を示すファクト、解釈を示す示唆、これを考えて左上から右下へ整然と並べたスライド作成をすることで、理解してもらうことを明確化するテクニックが示されている。読み返したくなること多い良書。2018/04/05

ダイスケ

21
audibleで視聴。この本で説明していることが当たり前だと思う人には、できない人に教える時の参考になる本だと思う。伝えたいことを言葉にして説明することが難しい、または、分かったつもりなことを伝えられるからだ。教える対象がいない人には自分のプレゼンテーションの振り返りになると思う。2022/06/01

江口 浩平@教育委員会

15
【ビジネス】オーディブルにて聴了。新規事業をどのように提案していけばよいかという課題意識があったため、手に取った一冊。どの世代でも学べる内容になっていると謳っているだけあって、そもそも論理的に考えるとはどういうことか、それを相手に分かりやすく伝えるとはどういうことかを、ストーリー仕立てにしてくれているところが聴きやすかった。人が話を聞いて納得がいかないときは、「本当にそうなの?」と「それだけなの?」という縦の論理の脆弱性か横の抜け漏れに起因しているというのが分かりやすかった。ロジックツリーで考えてみる。2025/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/105433
  • ご注意事項

最近チェックした商品