内容説明
「想定外」にどう備えるか――。
行政アドバイザーとして被災者支援に携わってきた経験から、阪神・淡路大震災の「失敗」の原因を丹念に解明し、これからの防災のあり方を提言する。
阪神・淡路大震災から30年。未曾有の被害をもたらした原因は何だったのか。
それは予測できなかったのか。
支援にあたった側の証言や資料をもとに、被災当時の状況を丹念に検証し、災害対策の「失敗」を究明する。日本では、地方自治体が被災者支援政策の決定・財源を担い、国と自治体が「分離」して政策を実施する。
阪神・淡路大震災の失敗を活かし、東日本大震災、能登半島地震、そして世界の事例をもとに、日本特有の防災対策システムの限界を指摘し、国が中心となり自治体や民間の支援者と連携できるシステムの構築を提言する。
目次
はじめに
第1章 なぜ「大震災」になったのか
──「失敗」から振り返る阪神・淡路大震災(1995年)
第2章 国は被災者をどう支援するのか
──トルコのマルマラ地震(1999年)とカフラマンマラシュ地震(2023年)
第3章 支援がもたらした「第二の津波」とは何か
──備えなきインド洋津波災害(2004年)の混乱
第4章 防災対策の限界をどう乗り越えるか
──東日本大震災(2011年)が伝える津波災害と避難の課題
第5章 「いつも」と「もしも」をつなぐ未来の防災
──能登半島地震(2024年)から考える課題と提言
附録 災害支援のためのガイド
あとがき
参考文献
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