内容説明
太平洋戦争末期、特攻機・桜花に搭乗し、米軍機へと突撃しようとしていた青年、迫水。だがその瞬間、異世界バイストン・ウェルへと召喚される! 人間の想念の源たる地で、新たな戦乱の渦中となった迫水は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柳 真佐域
11
濃い!濃いわ~!色んな貝を煮詰めて煮詰めまくった凝縮エキス全開の濃厚強烈さ加減がヤバい!!今まで読んできた本の中で、一番内容の詰まった味がする。富野さん凄いなぁ~、こんな文書く人だったんだ!閃光のハサウェイを読んだときには、あまりの難解さに本を閉じてしまったけど、(リーンの翼は)2度目のチャレンジでやっと読めるようになって、この研ぎ澄ました日本刀のようにリアルな文章に圧倒されっぱなし。濃いし、強いし、堅いし、重い。それでいて命の重さは軽いから切実さが伝わってくるし、今まで読んできた異世界ファンタジーが生温2020/03/20
北白川にゃんこ
4
特攻隊の青年が異世界転移で国取りとか発想が凄い。基本性欲で行動してるのも凄い。重要そうなキャラクターも諸行無常に死んでいく。トミノだなあ…。って感じである。岩国の方のリーンも早く読みたいね。2018/11/12
sibafu
3
『機動戦士ガンダム』の富野由悠季によるファンタジー小説。「バイストン・ウェル」という世界観による作品はアニメや小説でいくつもあり一つのサーガとなっている。この本は80年代に書かれたものを2010年に再構成したもの。辞書ほどの分厚さで読むのに苦労し挫折していたが、『Gのレコンギスタ』がきっかけの再燃によってなんとか読了。現世と背中合わせになっている異世界へ、第二次大戦中の特攻部隊の飛行機に乗った青年が迷い込む。物語としてさほど惹かれないがたまに文章に現れる富野さんの思想やポリシー、そして富野節が刺激になる。2015/06/27
姉勤
3
エロ・グロ・オーバーセンス。2012/08/30
遠野一義
2
閃ハサに続いて富野由悠季作品の再理解の為に再読。Webアニメ版のストーリーも加えて改稿され、2010年に発売されたファンタジー小説。旧版が発売された80年代当時の香りを残しつつも、様々な点が手直しされているために新鮮な気持ちで読み直せた。主人公、迫水の描写から富野監督の中では昔から一本のラインがしっかり通っていることがよく分かる一冊。最近、富野監督がメルマガで『逝きし世の面影』を良書として挙げていたが、これなら色々と納得出来るなー。2014/10/15
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