内容説明
いま世界でも最も知的で面白い思考ができる著者コンビが、PKを「合理的に」どこに蹴るべきかを知る方法から、絶対に耳を貸さない相手を説得する方法まで、驚くべき「思考法」を伝授する。さまざまな問題に対して、既成概念を打ち破った考え方ができるようになる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
106
★★★経済学者が書いた思考法の本。タイトルにある、難問を解決するためには固定観念を捨てよう、という事柄のほか、聞く耳を持たない相手の説得の仕方、やめる決断の意義などについても書かれている。インセンティブ(行動を促す動機付け)についての項目が興味深く、自分や周囲のヤル気をキープするために、今後学んでみたい。主張は納得のいくものばかりで、内容は面白かった。2016/05/06
5 よういち
92
難問を考えるには、先入観にとらわれず、問題の原点に立ち戻り、核心を捉えること。◆わかりきったことをひっくり返して、物事の本質を見抜く。そのための第一歩は、『なにかを知らないということを恥ずかしく思わないことだ。』◆専門家の予測の的中率は、チンパンジーが投げるダーツと変わらない...的中できない専門家には、『独断的』で、何かが本当かどうかを知らないのに、本当と思い込むという特徴がある。◆問題の根本原因は過去にさかのぼることで理解できる。現代人の行動が何世紀も前の根本原因によって左右されていることが分かる。2019/07/10
えちぜんや よーた
90
経済学者が書いた、とりあえず経済学的な本なのに、図書館では「倫理・哲学」に分類されていた。世の中の権威者がドヤ顔しているところに、小学生が水鉄砲をかけるような感じかな。水だけに当たっても大きな影響を出すことはできないが、的にはちゃんと当たっている。声高に「リンリリンリ」と叫んでも、インセンティブには勝てないというこやね。分類した図書館職員の方のお仕事に座布団を一枚!2017/01/18
なかしー
60
再読。久しぶりに読んでみて、分かったこと:本書は考え事をする時に、読んだ方が良さげ。本書を読んでいると、TEDトークで著者たちが壇上を歩きながらプレゼンしている景色が浮かぶ。紹介される事例や人物たち、子供やフリーク(一つの事に熱中している人。マニア。)から刺激を受けて、読み手の思考を開放させて、自由闊達な状態へと促してくれる。 本書の良い点:仮説検証しながら、「事象に面白がって思考」する大切さを改めて思わせてくれる。ストレングスファウンダーの4タイプの戦略的思考タイプの人にオススメしたい。2023/04/15
KAKAPO
59
≪罪を犯した人と罪のない人は、同じインセンティブにちがう反応を示すことが多い。≫この示唆は、胆に銘じておこう。雇い主に「君のロイヤリティは何だね」と訊かれたら、魂を差し出すことを求められているのか、魂を(安々と)差し出す奴かどうか確かめようとしているのか、熟考して回答しよう。だが、いずれだったとしても、その雇い主に雇われることは、得策ではない。私たちは、自分と同じような人の腹の中は推察できるが、違う人のことは理解できない。相手の腹の中が見えたら、相手のこと嫌いだったとしても、自分も同じタイプの人間である。2015/08/09
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