レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(1)

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レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(1)

  • 著者名:山本直樹【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2015/02発売)
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  • ISBN:9784063770889

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内容説明

あの連合赤軍事件をモチーフに、1972年2月のあさま山荘事件へ向かう当事者達最後の60日を、山本直樹が徹底した取材を基に丹念に描く。第1巻では、1972年1月3日までの山岳ベースにおける総括要求、仲間内のリンチ、そしてメンバー二人の壮絶な“敗北死”が描かれる。山岳という閉鎖空間に集った若者たちの自己正当化と、思考停止。他人事ではない、すべての組織が抱える闇。組織に属する者、束ねる者必読!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アズル

18
3名死亡。1名死にそう。山本直樹の暴力シーンはいつも痛そうです。普段描いているエロマンガでのSMシーンも、うわぁ痛いよー!と思っていました。ピリピリしている中に岩木登場。今後、岩木が総括という名の人殺しにどう接するか、注目したいです。2017/06/18

moku*

16
私には、どうしてこうなったのか、なにがなんだか、わからない。総括の意義がわからない。でも、なんだかポ/アやス/タ/ン/フ/ォ/ー/ド/監/獄/実/験ともなにかが似ている気がする。それにしても著者はよく調べている。良作。2015/02/27

ぐうぐう

16
『レッド』における、登場人物に貼られたナンバリングは、死の順番を意味している。ゆえに、次に誰が命を落とすのかが、読者には予告されていることとなり、それは先の展開が読める予定調和を生んでいるとも言える。しかし、その予定調和は、歴史の重みそのものを象徴しているのだ。ナンバーの若い順から必ず死ぬ。⑤と⑦があれば、⑦から死ぬことはなく、必ず⑤が先に死ぬのだ。ナンバリングされた者とされていない者では、間違いなくナンバリングされた者だけが死んでいくのと、それは同じだ。(つづく)2015/02/25

くさてる

15
予想されていたことだけども、あまりにもキツい展開でなぜ自分はこれを読んでいるのだろう…という気にすらなってしまった。史実通り、このまま進んでいくのは間違いない。本当につらい。閉鎖した環境のなかでの堂々巡りの仲間殺しの不気味さと怖さのなか、わずかに垣間見える登場人物の人間性(視線を交わし合う男女など)がこれから壊されていくのかと思うと、いっそ、完結してから全部読もうかとも思った。山本直樹は性から逃げないように暴力からも逃げない作家だ。人間のある面に誠実に向き合っている作家なのだと思う。2015/04/04

モルテン

14
前作『レッド』からずっと読んでいて、どんなに読んでいても頭の中は「?」でいっぱいになる。彼らはいったい何をしているんだろう。革命ってなんだ?総括ってなんだ?自己批判ってなんだ?山の中でこんなことをしていて、何を変えられると思っているんだろう。目的は消え、目的に至るための合理的な方法も消えた。いや、そもそも目的自体もひどく曖昧で実態のないものだったんだろうな。本書の章タイトルになっている『こんなのが総括なのか?』この本の感想はこれに尽きる。2015/02/28

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