アクションコミックス なのな フォト ゴロー（１）

著者名：森下裕美【著】

双葉社（2015/02発売）

• ISBN：9784575944099

内容説明

食品工場勤めの独身男、谷師悟郎（たにしごろー）。日々はさえない。明日もイヤなコトしか起こらないだろう…。西荻窪的雑貨屋勤めの女の子、阿木七乃菜（あぎなのな）。日々、ぼんやりと生きている。心はけっこうすさんだりしている…。コドクな男とコドクな女の美しくはない奇妙な出会い。きっかけは「ナノナ～」と鳴くすごぶるかわいい猫。二人と一匹の一筋縄ではないハートフル森下劇場開演！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[タマキマタ]

ナノナ～と鳴く可愛いネコのフォトちゃん、たまらん！フォトちゃんの周りはでっかい幸せやでっかいトラブルはないけれど、ふとした喜び、少し胸が痛む哀しさ、全てがかけがえのない毎日だと思えた。このまま誰も不幸になりませんように。

2014/06/23

[ごー]

自分はさえない人間であると自覚しているゴロー。唯一の慰めは飼い猫のフォトちゃんなのだが、ナノナという女性に横取りされてしまう。それをきっかけにして、変化のない日常に動きが出てくる。さみしくて悲しくて惨めな世界なのに、なんだか悪くないと思えるのは、ゴローが基本的には善人だからかな？

2018/04/19

[Dの字]

なんですかねいっそ森下文学とか言いたくなるこのガチな人間描写は。心がワシ掴みにされて谷崎の細雪を読んでるみたいだ。最後まで読んでからはじめていろいろ消化できるのだろう。

2015/12/17

[セルジオ肥前]

ヒロイン？がやさぐれてる。フォトちゃんがあまり可愛くない。ゴローがむさい。良いところが無いけど、まあまあ楽しめた。

2014/05/11

[ぼの]

ほどよくブラックでよい

2016/08/29