扶桑社新書<br> 中国食品工場のブラックホール

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扶桑社新書
中国食品工場のブラックホール

  • 著者名:福島香織
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 扶桑社(2015/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594071189

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内容説明

★上海福喜食品「期限切れ肉流用事件」を受けて、緊急出版!
★下水溝油、メラミンミルク、ニセ食品はなぜなくならないのか?
★厳罰化では解決できない中国の食品工場の深い闇
マクドナルドなどのファストフード業界に加工肉を供給していた上海福喜食品による「保存期限切れ肉ロンダリング」事件。
超優良企業の管理システム下で、なぜこんな事件が起きたのか――。
過去にも中国の食品医薬品工場では、メラミンミルクや咳止めシロップ事件、毒ギョーザ事件など、世界を震撼させる食品安全事件が相次いでいる。これらは氷山の一角で、中小工場では「下水溝油」「ニセ羊肉(ネズミ、猫)」「毒インスタントラーメン」などの信じられない食品が作り続けられている。
農村と都市の格差、衛生観念の二重基準、役人の賄賂体質……など、厳罰化だけでは抑止できない、事件の背後にある「ブラックホール」を、中国の“食の安全問題を長年取材している気鋭のジャーナリスト・福島香織氏が徹底解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

12
厳しく管理監督したり罰則を強化したりしても、中国の食品問題は決して解決しないことがよくわかる一冊。 知らぬが仏なのかもしれない。2020/02/12

Kentaro

12
HACCEPも取得し、定期的にマクドナルドなど大手企業の監査を受けていた福喜食品も生産責任者が賞味期限が切れ悪臭を放つ解凍肉を5%正常品に混入させることで次品(不良品)を再加工して出荷するという悪事を働いていた。その他、過去中国で発生した食品工場での言わば殺人的な汚染物質の混入から病死豚の食肉再利用、人工卵から毒入り餃子事件に至るまで各種解説している。段ボール肉まんは担当記者の捏造でフェイク記事であったが、病死豚や病死鳥の食肉利用だけでなく、シシカバブーの肉を猫やドブネズミの肉を羊油に浸して販売していた。2018/12/26

ののまる

9
最近の上海福喜食品肉偽装事件から、その他のニセモノ食品まで。でも、こうした事件が中国で継続して多発するのは、モラルとかだけの問題じゃなくて、都市と農村の格差問題やワイロなどなど様々な要因がある。でも日本でも食の問題や単なる賞味期限ぎれによる廃棄食品も多い。ま、規模や度合いが違うけど…ニセモノ食品例はかなり食欲減退します。なぜ無くならないのか、日系企業はどうしたらいいのか、という考察や提言の部分を自分の経験から引き出してちゃんと書くライターは好き。単なる悪口本ってホント多いから。2014/10/04

ちんれん

7
凄く面白くて根が深い問題の本だった。冒頭から中国の大手米系食肉加工メーカーの上海工場での一連の事件概要から、数々の信じられない身の毛もよだつ中国の食品事情が次々と書かれている。ここまでは他の中国叩き本と一緒。ここから背景として、上海など大都市周辺の食品工場でも、ワーカーは都市部の住民ではなく、都市周辺の農民が働いており、彼らは自分の給料では食べられない「高級なファーストフード」用の食品を、自分達の感覚では考えられない程の厳格な衛生基準を守らされて生産している。その状況で、監査する側の腐敗や都市住民と農民の2014/09/15

Humbaba

5
食品を作る際には、それを口にする相手のことを考える。その人に気に入ってほしいと思うからこそよりよいものをつくろうという気持ちになる。反対に相手のことに敵意しか抱いていないのならば、例え酷いものをつくろうともそれを悪いことだとは感じなくなってしまう。そのような都市部と農村部の思いの違いがあるからこそ、中国の食品の安全は簡単には実現されない。2015/09/08

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