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内容説明
吉田松陰の遺志を継ぎ、新しい日本のために命を懸けた男がいた――。その男の名は、久坂玄瑞。高杉晋作とともに、“松下村塾の双璧”と謳われた俊英である。長州藩の医者の家系に生まれながらも、「おれは、天下を医するのだ」と日本全体を見据えた、大きな志を抱く玄瑞。やがて生涯の師・吉田松陰と出会うと、その才能は開花し、妹・文の婿に迎えられることに……。しかし、松陰が安政の大獄で死を遂げると、その運命は大きく変転。師の遺志を継いだ玄瑞は、高杉晋作らとともに王攘夷活動に奔走していく――。幕末の動乱をひたむきに、そしてまっすぐに生き、維新の先駆けとなった若き傑物を活写した長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
86
面白かったです。医者の息子ながらも、新しい日本のために命を懸けた久坂玄瑞。その志は大きく、吉田松陰先生に見初められるのもわかる気がしました。松下村塾の門下生となってからの久坂さんはその才能を開花させ、松下四天王になるのも、志士として生きるべき人物だったからに違いありません。松陰先生の遺志を受け継ぎ、国を憂い、愛した久坂さん。情勢を読み取る力と行動力で尊皇攘夷に奔走する姿はまさに維新の革命児と言えるでしょう。25歳という若さで散っていったのが惜しまれます。2016/10/25
フミ
16
PHP文庫では、文章がお気に入りの立石優先生、今年4冊目です。幕末の真っただ中で燃え尽きた勤皇の志士「久坂玄瑞」の生涯を、わずか280頁ほどで、丁寧にまとめ上げてくださっています。少年期から、同じく秀才だった、亡き兄の親友達から目をかけられたり「江戸期の秀才が、どのように育っていったか」がよく分かる1冊です。大河ドラマとのタイアップ小説らしく、奥様の「お文」との交流も描かれていますが、後半は尊王活動に忙しくなってしまい、送った手紙の内容のみに。家庭の外に情熱を見つけてしまうと、どうしようもないですね…。2023/08/20
スー
9
連続して久坂玄瑞を読みました。こちらの玄瑞はお互いに一目惚れで最後まで文を愛し続け、文もそれにこたえて甲斐甲斐しく尽くす良い夫婦として書いてあります。どちらが本当なんですかね。甘え上手で過激な考えを持つ時もありますが周りから諭されると素直に聞き考えを修正していく柔軟な人物でした。25才は早すぎる、もっと長く生きた久坂玄瑞を見たかったです。2017/04/22
山田太郎
2
最近本を読めてなかった。倒幕の原動力となった長州藩の志士。吉田松陰に随一の秀才であると言わしめた久坂玄瑞の伝記。情勢を正確に読み取る分析力と、それを実行する行動力。さらに、大局感をも併せ持つ偉大な人物。25歳という若さで散ったが、彼が生き延び明治政府でより活躍していたら、、と思う。久坂玄瑞が私の年齢の時には国のために奔走していた。もっと勉強しよう。頑張ろう。2015/09/20
Solveig_X
1
私は、久坂玄瑞が大好きだーっ!! 三┏( ^o^)┛2015/04/26
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