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内容説明
カラーページ完全収録の第1巻!! 212X年、第5次非核戦争を生き抜いた元SWATのデュナンと、全身をサイボーグ化したデュナンの恋人・ブリアレオスが荒野を抜けて、NY市に流れ着いた。NY市長・双角の取り計らいで住まいを得た二人だが、その見返りとして宇宙人と戦うことを要求される。ここにいれば、サイボーグは生きやすい。でも人間は――。デュナンとブリアレオス、それぞれの決断が交錯する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gelatin
14
★★★★ そういえば黒田硫黄は前から機械を描くと画面が(より)汚くなる傾向が…アップルシードを描くには厳しいんじゃないかしら…と危惧し、半分は当たっていたものの、黒田硫黄の映画的なコマ割りなどが生き生きと士郎正宗の世界を再構築。久しぶりの黒田硫黄を堪能しました。こういう漫画の難点って、原作を再読したくなるところよね。どこに仕舞いこんだやら。2015/02/15
ぐうぐう
12
なんとなんとなんと、黒田硫黄が『アップルシード』を描く日が来ようとは! 士郎正宗のタッチと、黒田硫黄のタッチは、言わば対極にある。しかし黒田は、あくまで自身のタッチを貫き通す。そんな黒田の個性を、『アップルシード』の世界観は、懐深く受け止めているのだ。違和感が、そのうち心地よい快感をもたらせる。これは、そんな不思議な、でも癖になるコラボだ。2015/01/17
しょうちゅう
5
シロマサも硫黄も全てのコミックスを持っている程度にファンなので大丈夫かコレと思いながら読んだらすげえええええ良かったです。士郎正宗氏の(こんなこと言ったらものすごく嫌がられそうだけど)大きな魅力である(あった、かも)細けぇことは気にすんな的圧倒的想像世界の存在感、イキイキしたキャラ、そしてラブが、黒田硫黄さんの天才的コマ回しによりしみじみと味わい深く復活したとでもいいましょうか。アップルシードに何を求めるかは人それぞれだけど、私が求めていたものの一部はしっかりここにある、感。生きててよかった。2015/02/13
はじめさん
5
士郎正宗のアップルシードを黒田硫黄が描く。/就職活動してた頃は黒田硫黄作品よく読んでたなぁ。大日本天狗党絵詞の「私はシノブ。カタカナでシノブ。呼ばれる名があればそれで足りるよ」とセクシーボイスアンドロボの「努力じゃなく才能が行く道を選ぶ。そういうこともあると思うのよ」が指標だったような。根幹にある労働のテーマ的なものは二次創作(?)のこの作品でも随所に絶妙な台詞回しとともに登場。なんかして対価を得にゃあ食料は手に入らない。当たり前っちゃ当たり前だけれど。。。/生身の女とサイボーグの男という奇妙な恋人関係。2015/02/05
菅家
5
おーっ、コレよコレコレ。俺が昔、天狗とかなんとかいう漫画に感動したのは、こういうところなんだよ。ごちゃごちゃしてて読みにくいが、ゆっくり進めていけばなんとかなる程度の複雑な画と台詞。俺が待っていたのは、こういう黒田硫黄だっ。2015/02/02