内容説明
「世界中の人形を、解放せよ!」
主人公のシャルルはとある婦人からヴィスクと呼ばれる生きた人間を材料にした人形を製造し、莫大な富と名声を得る謎の組織・ミステティカの重要施設を示す謎の箱を譲り受ける。施設を壊滅させるため、シャルルはミステティカを解放させるという共通目的のために手を組んだ辺境の領主・ウィルソン、そして王族の第三王女であるラウールと共に箱の謎を解き、ミステティカの施設がこの国の魔境と呼ばれている場所の1つ<冥界の航路>にあることを突き止める。
さっそく飛行船を準備・手配したラウールとシャルルはお付きのメイドであるクララベルとアンティークと共に施設に乗り込もうとするが、途中船内で乗組員による暴動が発生。船長であるスモレットが殺害され、さらにシャルルとラウールは戦いの最中、船外に投げ出されてしまう。2人が目を覚ますと、そこは見慣れない街の中だった。さっそく助けを求めようと街中を探索するシャルルとラウール。しかしそこで2人は思わぬ人物、そして街の真実を知ってしまう……。
人喰い帽子とミステティカの戦いはますます激化! そしてアンティーク・ポシェットとの三角関係にも異変が!?
大好評アクションファンタジー第2弾登場!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サエズリ割津
3
打ち切りも相まってやるせない終わり方。幼なじみ二人と巨悪を打ち倒した先にある更なる大きな脅威の前に無力であることを突き付けられたシャルルが荒んでしまうのもしょうがない。周囲の人間を失い奈落の底に突き落とされたシャルルがそのまま堕落していくのか、それとも復讐に心を燃やすのか続きが気になるけどあとがき的に続巻は絶望的。イラストはよかった。次回作があれば読みます。2016/01/08
八岐
1
三人一緒というのがラブコメ的ハッピーエンドじゃなく、このまま行くと退廃的な奈落堕ち路線にいってしまいそうなんだけれど……ちょっとそれはそれでゾクゾクさせられる。2014/12/05
OTR
0
あまりにもイチャイチャしすぎて困ってしまったが、好みの感じのショートヘア銀髪キャラが出て来たので、アニメ化必至ではないか、などという短絡思考を回転させたりもしたが、結局最後は打って変わってシリアスな感じになり、ラノベとしてこれは大丈夫なのかと思ったが、まあ、僕のお好みキャラというのはこういうふうに扱われるのだと、心底激怒し、まあ、世の中は不条理でございます。それでも生きて行くのですねえ…などと考えました。2014/12/07
猫殿宰相
0
いやぁ、これ1巻読んで気に入った人が受け入れる展開かね?・・・・・嫌いじゃないけどさ。2014/11/27