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内容説明
テムジン、後の名はチンギス・ハン。父・イエスゲイとともに積年の宿敵、タタールを訪れたテムジンを、裏切りと策謀が襲う――！ 血みどろの戦の果て、真の王たる者の背中を見たテムジンを大いなる運命が待ち受ける。本格歴史ロマン、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜流し
3
あれだけ強いアピールしておいてジャムカが登場しなかったり、ボロクルが空気と化したり、テムジンの少年期だけで物語が終わってしまったのが残念。父の死から駆け足になるも奴隷になってからの展開は一番面白かったな。最初はたぶん史実と関係ないし期待はずれでつまらないなと思ったけれど、最後はテムジンの生きざまをもっと見てみたいと思えた。ラストの崖から騎馬は、一の谷の戦いの鵯越の逆落とし？こうしてチンギス・ハン＝義経説を残して終了するのも面白い。私は否定派ですが、敢えて義経説を描いた物語にした方が面白くなったのかもね。2015/11/30
