素直に生きる100の講義

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素直に生きる100の講義

  • 著者名:森博嗣
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 大和書房(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479392637

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内容説明

「ひねくれた社会」での、正しい生き方。 「上手くできません、と初心者は言うが、上手いかどうかは二の次。」「空気を読むのは、空気に流されるためではない。」……思い通りでなくても、進み続ける価値がある。素直に「自分」と「世界」の関係を捉え直すための論考100!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

62
人の思惑に一切縛られず、自由な思考で以て世の中を見つめる視線が面白い。著者は言う。社会はひねくれ者ばかりだと。社会の側が言うなら、著者こそがひねくれ者だろう。その齟齬がこの本の読み所。例えば、最近よく耳にする「感動を与えたい」って台詞の違和感が明確にされる。感動は与えてもらうものではなく、こちらが見て、感じて、勝手に受け取るもの。耳触りの良い言葉を喋らないと、途端に足下を掬われる社会の縮図か。人々は物事をどう受け取るべきか、誰かが示してくれるのを待っている。自ら考える力を捨て去ってはいけない。面白かった。2015/01/11

Y2K☮

43
価値観に慣れたのか今回は違和感をさほど覚えず。ずっと作家は文系の仕事だと信じていたが違うと思い始めている(理系の仕事という意味ではない)。著者との邂逅がいい契機になった。この気づきは拙いとはいえ私が創作をしているからこそ得られたもの。自分なりに日々何かを考えたり(知識を得るだけでなく)創り出したりしている人には森博嗣という良薬はそこまで苦くない。確かに素直だ。己の流儀に則って正直に生きている。漱石文学の高等遊民を思い出す。今も昔もこういう人は敵が多い。好き嫌いを抜きにしてぜひ一度彼の見解に耳を傾けてみて。2015/12/19

Y

43
森博嗣のエッセイを読むと息をするのが楽になる。すごい人の考えに触れると圧倒されたり、自分の小ささに落ち込んだりすることがあるけど、森博嗣の素直な考え方に接すると自分は何をここまで必死につまらない常識にとらわれていたのかと気づかされる。さらに生き辛さからつかの間解き放たれてのびのびとした気持ちになる。著者が大多数と考えが違うのはひねくれているんじゃなくて、世の中に流布する不文律に流されずになんでも立ち止まって考えることが出来るからなんだろう。あとユーモアもあって本文の犬を励ますというくだりにかなり笑った。2014/09/24

ヒデミン@もも

41
圧倒的人気作家らしい森博嗣さん、初読み。頭が良い人。上から目線なのも仕方ない。図書館で借りた本っと言うのが教養をひけらかしているように思われてるとは意外。時間がある。節約になる。本を買っても処分に困る。税金一応納めてるからその分は取り返す?そんなこんなで図書館利用。 こんなこと言えば森さんに「主語は?」とか聞かれそう。でも森博嗣さんの考え方生き方嫌いじゃない。他の本も借りてみよ。2016/02/13

emi

39
100個のテーマに基づき考えを綴ったエッセイ。素直に生きるとあるように、先生から見て、どんな人が素直じゃないのかがわかります。手厳しい意見もよくよく読めば、合理的で納得するだけの意見だなと。今回も痺れました。今のところ、私は頭を使って生きてこなかったんだなぁと悲しくも実感。ただ、それを変えろとは一言も言われてません。要はそれに気づいて変わる必要があると思い、実行することで初めて一つ変化するということ。今回テーマ21が重要でした。すなわち『学ぶことは、考えることではない』私に足りないのは考えることでした。2015/05/26

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