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内容説明
頭がよく有能で、すばらしい価値観と労働倫理を持ち、成果もあげている人が必ずしも出世するわけではない。
いつも過小評価され、軽視され、事態が悪化すると責められる人は社内政治の仕組みが見えておらず、そのせいでキャリアが行き詰まってしまう。
本書では、政治的スキルが未熟なためにつまずいた世界のエリート社員たちの実例を紹介。社内政治とは何かを知り、その仕組みを理解し、それを自分と組織のために建設的に利用する方法を解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
87
私は「社内政治には興味もないし、自分の仕事をやっていれば、それが全てを物語ってくれる。」と思ってきた。技術屋だからそれ以外に何が必要かと考えていたわけである。しかし、本書で一刀両断された。考えてみれば、私ひとりのことだったらそれでもよかったのだが、小規模とはいえひとつのチームを預かる身としてはチームの評価、ひいてはチーム員の評価も変わってしまうのだという視点は正直欠けていたなと思う。残された会社人生も長くはないが、少しこういうことを考えてみても良さそうだ。◆ストレートに響く内容だった。◆自己PRはスキル2019/01/13
まゆまゆ
4
社内政治というとネガティブなイメージだが、組織ではどこにでもあるもの。権力に対してポジティブにとらえ、組織の利益のために提携関係を築くのが政治ととらえれば、イメージも変わってくる。権力を理解した上でつながりを持つことが組織で生き抜く第一歩。加えて自己PRを恐れずにやることが重要である。2015/03/18
nana_tk
1
ここ最近読んだ社内政治の本ではもっともバランスが取れていて現実味のある本で非常にオススメ。事例の中に自分の失敗や身近な人の失敗例に似たものが沢山あって見につまされる。政治に対する先入観を取り除くのは大変だが、知っているかいないかで会社生活が大幅に左右されるだろう2016/05/15
かきたにたくま
1
海外の多国籍企業の話ばかりだが十分参考になる。帯に書かれている「いい仕事さえしていれば……」があなたの存在を軽くするのとおりで、そういう例と回避するためにやるべきことが書かれている。それらの例は読んでいて既視感あるものもあり、読むのがチョット辛かった。2016/05/01
レーモン
1
目的がおかしな会社がこうなるのではないかと思います。ただ、そういう会社が大多数を占めていると思われるのは悲しいことですが。だって、社内政治なんて社会にとって何の利益を生み出さないことですからね。理想論かもしれませんが、それが一番最初なんだと思います。それができないときに、このようなリーダーシップも必要になる場合がある。この本のタイトルも技術と言っているわけですからね。しかし、こんなことに時間を取られる会社は嫌だなぁ。2014/09/28