マーガレットコミックスDIGITAL 霊感工務店リペア 異の巻

著者名：池田さとみ【著】

集英社（2013/11発売）

• ISBN：9784420152143

内容説明

上総駒子は、霊が見えてしまうリフォーム専門の建築士。そのため危険な目に遭うこともしばしば。　彼女を物の怪から守ってくれる、玄六。しかし彼にはつらい過去があって…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[キキハル]

リペアも３冊目。今回のトピックは玄ちゃんが駒子にプロポーズをしたことだろう。この二人はそういうのはないのかと思っていたから、なんだか親戚のおばちゃんみたいに一安心した。やっぱり「失いたくない」という想いは強大だね。どのお話もしみじみ、ほっこりとしてとてもよかった。「厠神」の健太くんは子どもっぷりが可愛らしい。「焼失」では棟梁の友人が焼死した事件と、昔、玄ちゃんの両親が焼死した事件と繋がりがあるかも？私は生まれついての悪など無いと思っているので、どんな悪意や怨念も、善に戻り得るのだと信じる。（続く）

2010/08/22

[かなっち]

霊が見えるリフォーム専門の建築士物語、第3巻です。ずっと自分を責めていた玄ちゃんの、火事の原因が分かってホッとしました。それが過去に殺された少女の呪いと知り、やっぱり女の恨みは怖い…と思いつつ、夏にピッタリでした（というか、思い込みで行動する人の怖さ？）。おまけに、周囲の人たちや温かい霊のおかげで、駒子との恋愛も進んで無事に家族になれそうで良かったです。

2022/06/30

[さとまみ(コミックス&BL小説専用)]

ついに〜〜。駒子❤︎玄ちゃん。玄ちゃんの実家焼失の本当の理由もわかって、これでおしまいと思いきや、続きます。

2016/05/07

[みやび@夜649]

電子。棟梁の友人が火事で亡くなり、そこから玄ちゃんの火事の真相に繋がる。お互いが大事な人だと分かった玄ちゃんと駒子。良かった良かった

2023/02/12

[天の川]

駒子と玄ちゃん、急展開♪「焼失」の三連作で神社の火事の件も決着がつき、「冥路」と「棟梁の墨壺」で駒子と玄ちゃんのゴールインは必然であると解き明かされる。墨壺の話で、完結しちゃった感がありますが…。ここまでの全編、地や古家にたゆたう伝えられなかった想い、後悔の念、慈しむ気持ち、様々な感情が、駒子を介してこの世に生きる人々に伝えられることでのハッピーエンドです。読み終わって、暖かい気持ちになれます。

2012/08/15