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内容説明
家に「住み憑く」さまざまな思い。それはときどき、あの世と、この世をつなぐ不思議な事件となって現れるのです…。 視える駒子と祓える玄六が、お悩み解決!! 霊感リフォームシリーズの第5集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キキハル
21
派手さはないですが好きなシリーズです。一歳で母を亡くした駒子の父・一郎。母の手作りはらまきが一郎を火傷から守ってくれた「精霊会」は母の愛のありがたさで目蓋が熱く濡れました。「家守語り」は長く家を守ってきたヤモリの化身・主ちゃんのお話。役目を終え消えそうになっていた主ちゃんは新たな居場所を見つけました。駒子の家と、彼女のお腹に宿った赤ちゃんの守主となることです。「一緒にいて帰ってこれる場所を守るのが家族。待っているのが家族」いい言葉だなあって思います。2012/07/29
なつき
7
職人さんとオカルトっていうのは相性がいいのかも。次には新しい家族もお目見えのようだし、目出度い！2012/06/22
かなっち
5
霊が見えるリフォーム専門の建築士物語、第5巻です。いつも喧嘩が絶えないお父さんとお祖父ちゃんに、あんな心温まる物語があったなんて…。というか、お祖父ちゃん頑張ったんですね。不器用な2人の愛情に、不覚にもウルウルしました。とにもかくにも、お祖父ちゃんが元気になって良かったです。そして、主ちゃんも可愛かったですがトッケイちゃんも可愛く、その上可愛い家族が増えそうで、益々楽しみなシリーズとなってます。2022/06/30
みやび@夜649
4
電子。時空を越える体験ってどこで繋がるのか結末が面白い。亡きお祖母ちゃんの話も良かったなぁ。棟梁がいい男。荒れていた家を綺麗にして喜んでいる年神さまも心に染みる。家って大事だよね…。どの話もじわじわ…。良い話です。2023/02/12
3939タスタク
4
相変わらずの安定感と、新たなる展開に先が楽しみな作品ですが、今回のエピソードもじんわりと心温まる良作揃いでした。お祓い等の祀り事は疎かにしてはいけないものなのだと、この作品を読むたびに感じる事ですね。家と云うものには、人々の想いや築いてきた歴史など色濃く残る場所ですから、そう云う物を一つ残らず大切に扱ってくれる上総工務店のような工務店に、家を建てる際にはお願いしたいなぁ…。2012/09/15
