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内容説明
強制的に五色台学園を廃校にしようと動きを強める教育委員会。一方学年総代の信長は自らの音楽の道に進むべく、英国音楽院への受験を決める。しかし廃校は決定され、信長の受験日に強制退去させられてしまうことに。徹底抗戦のため、そして信長の受験を守るため学園に籠城する信号たち。自らの道を歩むための、最終決戦が始まる。「凡人であることを肝に銘じてオレは何者でもなく生きる」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nadaha
5
ヨヲコ節ほんますっげぇ。「誰かに用意された道には何もない」とか「己の身のほどを自覚して、凡人であることを肝に銘じて、オレは何者でもなく生きる」とかすごいな。かっこいいとかってセリフじゃないんだけど、心に響く。子供の遊び場を奪おうとする大人への対応の仕方を見ると生徒側の方が大人なんだよなぁ。非行に走る子供も問題はあるんだろうけど、じゃあそれを無理矢理国立に入れて何が変わるんだ、と思うしこれは良かったんじゃないかな。勉強できるに越したことはないけど、人としての心は無くしちゃだめだよって話ですね。2014/01/30
Ribbon no kishi
4
言葉でなぞるだけでは薄っぺらくなる信念を、各々が行動と共に示すことでこれ以上ない説得力を持たせている。たくさんの業を背負いながらも何にも縛られないように軽い足取りで歩く城戸の後ろ姿が忘れがたい。何者にもなれないことに悲嘆するのでもなく、何者でもなく生きていく決意。そこに至るまではどんな血の滲む苦労があったことだろう。ひりひりとした実感と隣り合わせに絶大な質量を持った青春の時間。最後は駆け足で過ぎ去ってしまったが、もっとじっくり噛みしめていたかった。いつまでも手放したくないバシズム。2014/01/01
ひかる
3
おまけ漫画のおかげで山金くんの好感度がうなぎ登りでした。毎回の話の引きが上手くて、ぐいぐい読んでしまいます。面白かったです。2014/06/23
daiyuuki
2
本編のレビューは、旧版のレビューで書いたので、おまけ漫画について。信長と校長の友情の始まりについて書いた話は、G戦以来久しぶりに描かれた濃厚な男の友情が描いていて良かったです。山金とレンのその後を描いた話では、山金のデレの部分がよく出ていてかわいかった。2014/06/22
うさぎや
2
新装版全4巻、一気に再読。限りなく白に近づきたい青。2013/11/24