内容説明
本書は、転覆隊の誕生前=紀元前からつづった人生転覆記録の第4巻。「棺桶の中に石のダイヤモンドは持っていけないけれど、記憶のダイヤモンドは持っていけるのだ」(「本文」より)。そんな著者が、転覆隊結成して間もない時期に手に入れた「記憶のダイヤモンド」=ユーコン川遠征を取り上げ、鏡のような水面、バッファローの群れのように地平線の彼方へと続く雲、そんな雄大な景色の中でカヌーを操る喜び(と全身の筋肉痛)にしびれたエピソードを開陳。ほかに、転覆隊隊員の雄叫び系変人こと「雄叫び」、詩人系変人こと「デストロイヤー」、プロレス系変人こと「チャーミー」との出会いを収録。