ガガガ文庫 女子高生店長のコンビニは楽しくない4

著者名：明坂つづり【著】/茶みらい【イラスト】

小学館（2015/10発売）

• ISBN：9784094514087

内容説明

女装高校生りんな、人生最大の決断。

「三か月後に――」　とこももは言った。
「お店を閉めることになりました」

　女子高生コンビニ店長・こももに接近するために、女装してアルバイト先のコンビニ「チョコマート」に潜入したりんな。赤字経営が祟って、こもも、ガッちゃん、早梨との騒がしくも楽しい女装ライフにとうとう終止符が打たれることに!？　こももの姉であり、チョコマートのオーナーでもあるのじぎくは、最後の譲歩として、閉店を撤回する条件をりんな達に提示する。閉店を回避するためには彼女に提示された、明らかに無茶な条件を達成しなくてはならない。
　--そして、迎える決断の日。
　りんなは己の名誉と人生を賭けた販促を提案する……。こももと一緒にいるために女装をはじめた主人公・南里湊人(りんな)が繰り広げる、愛と青春の「女装高生コメディ」最終巻!
　ストーリーを盛り上げるイラストは新鋭イラストレーターの茶みらい!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[王蠱]

女装主人公のコンビニ恋物語最終巻。いや～もう今までに最高レベルで思春期全開、男のサガを哀しいまでに暴走させるりんなちゃんこと南里。そんなちょっぴり（だいぶ？）残念な彼だったが、店の危機を喰いとめるため”男”を見せる。いろんな意味で。大切な場所と仲間を守りたい。好きな女の子に笑顔でいてほしい。根底にあるものはある意味テンプレだが、それを成す為に全力で馬鹿をやるその姿勢はなにか輝いて見える。最後の挿絵がアレだったのはどうかとも思うが「バカ小説」、否、「気持ちのいいバカ小説」としてはなかなかに良作だった

2013/04/21

[KUWAGATA]

完結。もう少し続きを読みたかったです。結末は、まあこうなるしかないよなというような終わり方ですが、独特の柔らかい雰囲気の中で綴られる物語に、全編ほっこりと癒されました。特筆するほどのこともないのですが、デビュー作から続く、この独特の雰囲気はこの作者さんの味ともいえると思うので、今後もこの個性を大切にしながら、作品を生み出していってほしいと思います。ヒロインズは皆可愛くて微笑ましいキャラ達でしたが、主人公の男の娘が一番可愛いと思ってしまったのは、ここだけの秘密です(笑)

2013/04/18

[leo18]

大好きなシリーズだったけど綺麗な完結。最高に可愛らしい話で、キャラも全く嫌味がない。まさに天使なこもも、見た目とは裏腹に根は真面目な早梨、キャラが一気に変わったけど仲間思いなガっちゃん、そして変態でヘタレでもやる時はやるりんな（湊人）。ほんとに読んでて楽しかったし、心が洗われるような癒し系なシリーズだった。次作にも期待大。

2013/04/23

[ふもーふ]

素晴らしかった、当初女装主人公とかおもしろそうじゃんとかいう軽い気持ちで読んだ作品にまさか最後泣かされるとは思わなかった　いろいろ無茶があった？俺的にはそんなことどうでもいいんだよ！最後に湊人が報われたそれだけで俺は満たされたんだよ！下品なギャグだったり湊人の変態さだったりと毎巻笑わせてもらったし女装主人公作品なのに清々しい青春してるし本当に最高の作品だった　欲を言えばもうちょっと続き読みたい…いやでも綺麗にまとまってるからこれはこれで…いやでも………次回作楽しみに待ってます…

2013/04/30

[ヤコ]

新感覚ラノベ！テンプレ臭はしないけどラノベらしいむちゃくちゃ感はある楽しいシリーズだった。完結っぽいけどあとがきがなかったのが気になる。ピアノソナタみたいなその後の短編欲しいな。日常系が好きな人におすすめのシリーズでした。

2013/04/22