内容説明
最強花嫁母になる!? 幽霊少女の正体は?
熱愛中のコルドン伯爵夫妻のもとに、ジェイクを父と呼ぶ幽霊の女の子が現れる! 騒然とする周囲をよそに、嬉々として母親宣言をするサアラだったが、ジェイクは頑なに少女へ近づくことを禁止して!?
「私に隠し事をして、なんて酷い旦那様でしょう」愛する夫を悩ませるものは徹底排除! 過去の秘事を暴く最強花嫁の決意とは?
ジェイクとエリオスの母親である最初の妻との関係や、知られざるサアラとの出会いも明らかに!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
39
青から紫、そして薄紅色へと。まるで気紛れの様に色を変えてみせる君。そこには君なりの、一貫した理論があるはずなのに、ただ気まぐれの様にも見えて目を離せなくなってしまう。そのころころと変わる姿から目を離せなくなる。触れて抱き締めても、口付けても無害なのに体の中に入ると中毒を起こす強い毒を持つ君。それでも触れる事を諦めきれない。それはもう君に、侵されているのだろう。強く儚くて、そして嫋やかで麗しい、愛しき君。共に時を過ごす内白から染まっていったのは、僕の心の方だ。君に触れたい。傍にいたい。紫陽花の様な、僕の花嫁2013/01/13
まりもん
28
サアラとジェイクの最初の出会いの中で関わっていたユマが登場。彼女の復讐がどのように行われるのか気になりつつ読んでいると、今まであまり気にしていなかったソイってこんなキャラだったんだと新しい発見が。それにしても出番が少なかったけど色んな事が発覚したアシェリーゼには驚いた。2012/11/30
ぐっち
17
今回は伯爵に隠し子疑惑。リオンが明るくてサアラもやさしくてほっこりしていたのですが、今回も真相は予想以上にやりきれなかった~。次はいよいよ最終巻ですね。2015/04/30
夏姫
17
ジェイクとサアラの出会いがわかったり、最初の奥さんとかアンジェリーゼさまの駆け落ちの相手のこととか、幽霊の正体とかいろいろと今回もよかった。そしてやっぱりサアラが最強です2013/05/02
呉藍
11
……本当にサアラにしか好まれないんだな、ジェイクって(笑) そして六冊目ともなるシリーズ、出てくる女性たちはサアラも含めて大抵が異性に対して特殊嗜好ですね(マニアか)! だからシャーロットの好みって……。アシェリーゼの人生というのはやっぱり物寂しく、今回の一件もかなりヘビー。ジェイクにサアラが居て(嫁の思考を許容出来て)良かったなぁとしみじみ思います。そしてやっぱりエリオスは出来た息子だ……。2013/04/25