内容説明
華麗なる男たちの、恋と野心の行方は……？
新政府内で力を伸ばす海軍海佐アーツと、その副官で謎めいた美貌の占星術師レヴィット。新政府代表モスの側近として改革に当たる二人は、国を揺るがす陰謀に直面することになって！？ そんな中、王族の血を引くジュエル姫への想いを自覚したレヴィット。しかし、ジュエルとモスの婚姻がささやかれはじめ……。海洋国家レインフィールドを襲う危機に、最強コンビが取る策とは？ 華麗なる男たちの恋と野望のドラマチックストーリー！
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U
6
なにげに賢くいい役してるニコが好きでした。もっと出番……！（笑）やっぱり女性陣がかっこいいなあ。終盤の締め方と、前巻のプロローグから繋がる終わりが良かった。どきどきわくわくします。もっとふたりの活躍を見てみたかったなあ。2015/01/28
こばこ
3
最高でした。ある種の少女小説というハッピーエンドの縛りの中、そしてわかりやすく丁寧な伏線で話の筋は見えつつも、先へ先へと止められない面白さです。たくさんの意見が混じり合う組織の書き方、複数の男達の混じり合う矜恃、プリンセスの成長、内政外政問題など。よくもここまで詰め込んだ思うような内容なのに、丁寧な展開は無駄がなくページ数の多さが全く苦になりません。ストレスフリーの爽快感。それどころか、釣りやら帆船のモチーフなどの細かなディティールの活かし方も鮮やかで読み込みたくなります。こういう本に出会うと幸せです。2014/05/30
雨蛙
3
話自体は波乱万丈で海洋冒険ものと心理学と恋愛がからみあってて、すごくおもしろいんですが、台本を読んでるようで物足りなかったです。上中下巻ぐらいでこってりと書き込んでくれてたら、はらはらどきどきわくわくしてたかと思う....もったいない。2012/06/29
透馬なごみ
2
まさか前巻から伏線ありきとは正直、そこまで思ってませんでした。とっても楽しかった。何より今回一番活躍してたのってレヴィットだと言い切ります。彼、すごいよ。めっちゃ先まで読み、そして前巻からずっとハーディに目をつけてるとは思わなかったし、頭からもう頭の中であれこれ考えてたとか凄すぎる。その展開の分かり易さとか、男たちの団結力とか、友情というか、圧巻。まだまだ2人の伝説の続きが読みたい！って思ってしまったけれど、でも2巻分に2人の伝説と、友情と、愛と、情熱が詰まってるなぁとしみじみ。2014/07/05
つくい
2
面白かった。ハッピーエンド。もう少し続いても良かった気もするけど、うまくまとまっていたので良し。2013/02/20
