内容説明
さまざまな苦難を乗り越えてきた著者が、すべての人の胸に希望の灯が点されるようにと願って書かれた愛のメッセージ。
「私が絶望しないで生きて来ることができたのは、『それでも明日は来る』という希望があったからだ」(あとがき)。いろいろな病気もし、さまざまな人にも会い、抗しがたい悲しい事件にも遭遇など、幾山河を越えてきた著者が、すべての悩める人に贈るエッセイ集。1977年から1988年に書かれた随筆をまとめた読者の胸に希望の灯が点されることを願った愛のメッセージ。
「三浦綾子電子全集」付録として、北海道新聞の読者欄に投稿した一文を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Nozawa
7
寝しなに読んで、やっと昼間にまとまって読んで読了しました。短いエッセイでできているので、すぐ読めるかと思いきや、それぞれが深い内容があり、速読ではなかった。表紙絵は東山魁夷氏のもの。とてもいい。前川正という幼友達からキリスト教を教わり、彼は肺結核で早逝する。三浦光世氏とはその後に出会って、夫婦となり、作家となり、終生素晴らしかった。綾子さんは、20万円の持ち金で雑貨屋を始めるために、直接談判で協力者を得られる。その行動力は素晴らしい。綾子さん、私もあなたの文学から明日の希望を得たひとりです。2024/06/22
pantyclub
2
三浦さんの著書は温かみが特徴。キリスト教徒でもあるので慈悲の精神が文章に表れている。聖書の教えが盛り込まれていることも特徴的。戦時下の教師経験が大変重くのしかかっている感じがします。当時の教師達になんの罪も無いと思うが。利休に関する解釈が一味違って面白かった。気持ちが落ち着く本です。2021/05/09
まろにしも
0
★★★★
kayoshi
0
★★・・・ 2001/06/22