人形佐七捕物帳 巻十

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人形佐七捕物帳 巻十


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内容説明

遊び人の紋次の話では、夕べ、お蝶という葉茶屋の娘から道々聞いたとおり、三味線堀のそばに雪だるまがあったという。ところがその目が鬼火みたいに光り、近づくと雪だるまの胸に銀のかんざしが刺さっていた。紋次がそれを抜こうとすると、何者かに突き飛ばされて雪だるまのなかへ頭から突っ込んだ…その紋次がお蝶をかんざしでえぐり殺した下手人として御用聞きに挙げられてしまう…この「雪だるまの怪」のほか、「猫屋敷」「蛇使い浪人」「狐の裁判」「どくろ祝言」「黒蝶呪縛」の6編を収録。