内容説明
最近、がんばりが報われず、疲ればかりがたまっていく。正直ヘトヘト。まわりからも、「ちょっと休んだら」「ちょっとがんばりすぎじゃない?」などと言われる。でも、がんばってきたからこそ今の自分がある。「がんばるのをやめたら一生ダメ人間になってしまうのではないか」と不安で、結局また疲れた心に鞭打ってがんばり続けてしまう。心はパンク寸前で、「もっとがんばらなければ」と「もうこれ以上がんばれない」の間をいったりきったり。この苦しみから逃れる方法はないのか──。そんなジレンマから抜け出すカギは、「自分をダメにする」がんばり方から「自分を大事にする」がんばり方にギアチェンジすること。「自己嫌悪スイッチを切ってみる」「『休めない』のスイッチを切ってみる」「短期目標依存のスイッチを切ってみる」……。本書では、自衛官のメンタルを支え続けてきた著者が、「がんばり屋のジレンマ」から抜け出し、穏やかな心を取り戻すための実践的ヒントを紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
57
【”悩み”は横に置いといて (といっても置けないから悩むわけで…)】 真面目な人(自衛隊メンタル教官)の 真面目な人や がんばり屋さんへの本です。/不真面目でダラダラな私にとって勉強すべきことがたくさんありました。ありがとうございます。(^ω^)2015/02/12
デビっちん
24
がんばろうとしているのにがんばれない人、一方でがんばらないようにしていることに不安を感じる人に役立つ本です。それらの背景には共通して自己嫌悪が隠されていることがわかりました。これを逆に考えると、自己肯定感が高まればがんばって疲れることは少なくなるのでは?と思います。2019/05/07
のり
11
「がんばる」というのは、本当に必要な時期と課題に、自分の力を最大限に発揮でき、短期間で終わるのではなく、持続的に高いパフォーマンスが出せるようになることが目標。大人とは、自分の限界を正確に予測し、必要なことは、他人に依頼できる能力を持っている人のこと。自分を許せると相手も許せる。「気は長く、心は丸く、腹立てず、口慎めば、命長かれ」を文字で表記したところが印象的。2015/11/26
meh_mmm_meh
5
自分を許せるようになれば、ようやく相手も許せるのです。2015/06/11
ぽんぽこ
2
私はとくに頑張り屋さんである自覚はなかったのですが、この本を読んでいくうちに、もしかして私も疲れていたのか?と思ってしまいました。「ラクして生活していい。幸せになっていい」すごく心に刺さりました。私も無自覚に「幸せになってはいけない。頑張らなければいけない」と思っていたのかもしれません。2024/02/11