出版社内容情報
鋭い洞察と絶妙な語り口で解明する人望の謎。
なぜか人が集い、情報が集まってくる人がいる。その秘密は一体何なのか。著者の体験を基にその謎に迫ったロングセラー、ついに文庫化。
人望力について書かれた本は山ほどある。そして、それらのほとんどに共通しているのは偉人・哲人の言葉を紹介し、立志伝中の経営者などの経営手法や経営哲学を書き連ねたものだ。
▼ところが本書には、偉人・哲人も出てこなければ、名経営者も出てこない。出てくるのは、我々の周囲でよく見かけるような、なぜか人から好感を持たれ、常に人の輪の中心にいるような無名の人物のエピソードばかりだ。
▼著者は「人望力の法則」を探るため、そのような人物の観察と、自分自身の体験をもとに本書を書き上げたという。
▼そして得た結論は、「ものごとを肯定的に考えられる人に、人は集まる」「状況判断の狂わぬ人のまわりに人は集まる」など12の「法則」としてまとめられている。
▼考えてみれば、ほとんどすべてのビジネスマンは偉人や哲人でもない。そんな遠い存在の箴言を参考にするより、本書の中のエピソードでわが身を振り返ったほうが、よほど有益なのではなかろうか。
●第1章 バランスのとれた「損得勘定」のセンスのある人に、人は集まる
●第2章 「金がキレル」人に、人は集まる
●第3章 ものごとを肯定的に考えられる人に、人は集まる
●第4章 仕事場は人生の舞台である体の動きはいいか、心意気はいいか
●第5章 状況判断の狂わぬ人のまわりに、人は集まる
●第6章 なぜ、この人たちはかくもうっとうしいのだろうか
●第7章 「貧乏クジを引く」器量のある人に、人は集まる
●第8章 酒席の楽しい人に、人は集まる
●第9章 小集団のリーダーがけっこうツライ
●第10章 健気に闘ってきた人に、人は集まる
●第11章 こんなことでは真の人望は得られない
●第12章 やっぱり、こんな人のもとに、人は集まる
内容説明
偉人や哲人を例に挙げ、「人望力」を説いた本は山ほどある。それを特集に組むビジネス誌もしばしば見かける。しかし、ほとんどすべてのビジネスマンは、偉人でも哲人でもない。ところが、なぜか人から好感を持たれ、常に人の輪の中心にいる人物がいる。本書は著者がそんな人物の観察と、著者自身の体験をとおして、「人望力の法則」を探った、人間関係の指南書である。ロングセラー、待望の文庫化。
目次
バランスのとれた「損得勘定」のセンスのある人に、人は集まる―正しい損得主義を断固支持する
「金がキレル」人に、人は集まる―金の貸し借り、その傾向と対策
ものごとを肯定的に考えられる人に、人は集まる―ホメて伸ばそう他人の才能
仕事場は人生の舞台である体の動きはいいか、心意気はいいか―なぜ演じるか、どう演じるか
状況判断の狂わぬ人のまわりに、人は集まる―状況判断にはセンスがいる
なぜ、この人たちはかくもうっとうしいのだろうか―人を遠ざけてしまう要因の小研究
「貧乏クジを引く」器量のある人に、人は集まる―危機の時の行動で人間が見える
酒席の楽しい人に、人は集まる―ここに人望あり「酒場篇」
小集団のリーダーがけっこうツライ―ここに人望あり「小集団のリーダー篇」
健気に闘ってきた人に、人は集まる―マイナスイメージも人間的魅力の含み資産
こんなことでは真の人望は得られない―「社交的人間」のつらまらなさについて
やっぱり、こんな人のもとに、人は集まる―世間通になるための25のファクター
著者等紹介
坂崎重盛[サカザキシゲモリ]
1942年東京生まれ。千葉大学造園学科卒業後、横浜市計画局に勤務、児童公園等の設計にたずさわる。その後、出版社に勤務。1981年、遊戯的プロデューサー集団、波乗社を設立。数多くのヒット企画を生み出す一方、現代の社会現象や気分を解読する異能のエッセイストとしても注目される。著書に『「ほめ上手」には福きたる』(PHP文庫)、『超隠居術』(二玄社、ハルキ文庫)、『莵集する猿』(同朋社刊・角川書店発売)などがある。古著、東京名所錦絵、ステッキ等のコレクターとしても知られる
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