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内容説明
人を喰らう化け物【倫虫(りんむ)】に脅かされる社会。多くの死者を目の当たりにする中で、東海林俊平は臆病で傲慢だった自分に気付く。そして倫虫の本拠地へ向かい、人質となっている少女を救い出す決心をする。補助隊を使いこなす訓練所――通称“選手村”――に送り込まれた東海林の、新しい仲間との出会いと別れ、そして成長が描かれる最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
10
☆ 無気力だった東海林は戦いをくぐり抜け、沢山のものを失ったことでたくましく成長した。一方、倫虫たちは自衛隊の兵器を奪い、組織的な軍を形成しつつあった。倫虫たちとの決戦のため、東海林たち式神使いが集められたのは「選手村」と呼ばれる訓練施設。敵の攻撃を防ぐことが出来る「防幕」を持つ東海林は生き残る可能性が高いため、部隊の「行動決定権」を与えられるのだが…。組織化された式神使いと組織化された倫虫の戦いの行方はいかに。久しぶりに再読してよかった。熱くて泣ける素晴らしい作品。オススメ。2023/02/04
JACK
5
☆ 倫虫(りんむ)という虫は人間に取り付き、怪物「倫虫人」に変えてしまう。倫虫人に敵対しうるのは式神のみ。普通の青年、東海林の式神は、攻撃を受け止めるバリアの様な力を持ち、攻撃力も高い。しかし、式神使いは3体の式神を殺されると死ぬ。そして、式神が1体殺されるごとに寿命は30年縮むという。それでも倫虫人を倒せるのは一般市民の式神使い達のみ。彼らは様々な思いを抱えながら戦いに挑むのだった。今までの巻でも深いテーマが描かれていて素晴らしかったですが、この最終巻は涙が出ました。オススメ。2014/12/28
ひかる
3
主人公がどんどん勇ましくなっていったのが印象的でした。やや駆け足な展開だったものの、最後まで面白かったです。2016/01/19
茶々
1
大好きな作品なのに、こんな半端な形で終わりになってしまい残念です。寄生獣に似てるけど、モズクスにはモズクスの良さがあるので、比べられて評価に影響したのだとしたら哀しいなぁ。モズクスのきも可愛さは最終巻でも絶好調でした。2014/12/23
田中@甘口漫画レビュー
1
完結。本当に心掴まれる作品でした。もっともっとじっくりとした構成で読みたかったですね。高田先生の次回作も楽しみにしています。2014/12/18