内容説明
日本人はなぜ『忠臣蔵』が好きなのか。誰も知らなかった赤穂事件の真実に迫る
忠臣蔵は、歌舞伎の演目として江戸時代から人気があり、また現在でも映画化やドラマ化など、数え切れないほどの関連作が制作されている。
しかし、映画やテレビで時代劇としての忠臣蔵は知っていても、その元となった「赤穂事件」については必ずしも正確な情報がなく、意外と知られていない。
本書では、赤穂事件の事実経過を詳しく紹介し、なぜこのような事件が起こったのかを、当時の武士の観念を見ながらわかりやすく解説している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
色々甚平
6
江戸時代の中でも制度が変わった部分や、それまでの武士のあり方の変わりようなども取り上げられているのも赤穂事件の時期における思想・社会背景の一部にも触れられているので重層的な作りになっていた。イラストや漫画も多く使われていて、まさに入門。大石内蔵助が討入にかかる予算を書き残していたのは面白い発見。2021/07/20
niwanoagata
5
忠臣蔵の基本が漫画などを使いわかりやすく説明されています。討ち入りの予算にも詳しく言及されていて面白かったです。
櫛橋光
0
「何よりも武士が重んじた名誉」に尽きると思います。主君の敵討ちやお家再興も家臣として「武士の一分」を立てんがための行動にすぎなかったと言うのは目からウロコでした。”忠義“よりも“名誉”のほうが先ってのも成る程でした。「武士の一分」や「人前がなる」など、当時の武士の感覚が良く解説されてます。2025/06/08
-
- 電子書籍
- 田舎暮らしと都会嫁 素敵なロマンス
-
- 電子書籍
- きみの手をたずさえて【電子限定版】【イ…