内容説明
灼熱の太陽、猛烈な砂嵐――そこはまさしく地獄だった。
石油会社のオーナーの娘ダイアンは、アラブ人によって誘拐され、
ラシュダニ国の首長カリムに救出されて敵の砦から逃げ出した。
だが果てしなく続く砂の世界で、ついに水も食料も底をついた。
「もう……だめ。わたしさえいなければ……」
「アラーの神の名にかけて、ぼくは必ずきみを助ける」
宗教も習慣も違う砂漠の男の黒い瞳が、ダイアンの胸を射抜く。
わたしは死ぬ。せめていま、生きている手ごたえが欲しい――
ダイアンは生涯最後になる夜を、その異国のシークに捧げた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そばかす♪
16
シークものは初読み。砂漠の中ではカッコ良かったヒーローが、自分の国に戻った途端まるで子供の様な反応になってしまい大分ガッカリ。32歳にもなって側近に指示されなきゃ気がつかないとか更にガッカリ。ヒロインは良かったんですけどねぇ。。。2014/12/01
hamham
14
久々のハーレクイン。都会的で自立心の強いヒロインが、砂漠の首長と恋に落ちるいわゆるシーク物。いやーこれ…幸せになれるの? ヒーローのカリムはヒロインのダイアンを愛してるとは言うものの、同時に自分はイスラムの法を守り、国に対して責任があるというアイデンティティも強固で、ダイアンが気にしている一夫多妻制や男尊女卑文化については何も言及しておらず、イスラム的な生き方を譲歩するつもりはないのではないか?吊り橋効果やセックスの相性でお互い夢中になってしまったが、それ以上の関係の発展が見えないカップルでした。2016/11/19
こげぱん
1
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
zero
0
カリムいいじゃないすか~!!だんだんヒロインに独占欲強くなってきたり、ヒーローのキャラは私の好きな設定でした~!(*^^*)面白かった2015/06/12
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