内容説明
突然、寄場詰同心の役を解かれた南町奉行所の帰山貴三郎。小りんという謎の女に連れて行かれたのは、南町奉行の根岸鎮衛配下の与力の元だった。犯科の増大を憂えた奉行は、隠密裡にこれを探索し撲滅せよとの「特命」をくだす。帰山は元門前廻り同心の深草新吾とともに抜擢されたのだ。ある老婆の死に不審を感じて調べると、慎ましい暮らしなのに、どこかに毎月一両もの大金を送金していた。渾身の時代活劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
109
題字だけ見ると現代小説か思ってました。4話からなる短編4話は後編に続くが、唐突に事件が解決してしまうようで少し物足りなさを感じるが、展開が早くストレスを感じない無いので、息抜きに良いのでは。2015/01/02
天笑院たか姫
4
突然、寄場詰同心の役を解かれた南町奉行所の帰山貴三郎は、小りんという謎の女に連れて行かれ、奉行から犯科を隠密裡に捜索し撲滅せよという「特命」を命じられる。あとひとり、元門前廻り同心の深草辰吾とともに・・・闇に葬られる事件の真相を暴いて悪を打つ。貴三郎のまっすぐでぶれない姿勢は格好いい!2016/08/18
Masayoshi Arakawa
0
20170125 108 前、後編の大作。又新しいヒーローの登場か?後編を読了後、又。2017/01/23