角川文庫 西の善き魔女７ 銀の鳥 プラチナの鳥

著者名：荻原規子【著者】

KADOKAWA（2014/10発売）

• ISBN：9784041013434

内容説明

女王の座をレアンドラと争うアデイルは、帝国の動向を探るためトルバート国へ潜入する。だがそこには巧妙に張り巡らされた罠が待っていた。事件の黒幕とは…！？幻の短編「彼女のユニコーン、彼女の猫」を収録！

※本書は、二〇〇五年六月、中公文庫より刊行された『西の善き魔女Ｖ　銀の鳥プラチナの鳥』に、二〇〇七年十一月、中央公論新社刊行の『Ｃ★Ｎ25──Ｃ★ＮＯＶＥＬＳ創刊25周年アンソロジー』に掲載された「彼女のユニコーン、彼女の猫」を追加収録し角川文庫化したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[優希]

この巻も番外編になります。アディルが主人公の冒険物語なので、とてもハラハラさせられました。命を危うくしながらも、心の中で新たな決意を目覚めさせていくのはある意味成長と取れるでしょう。これから歩む道を見つけていくのですから。ユーシスとのその後もちょっとドキドキしました。

2018/10/07

[ほのぼの]

外伝のアデイル編。主人公のフィリエルが登場しないことから、この巻は飛ばして最終の８巻を先に読んだ。そこで一旦この物語に終止符を打ったので、蛇足では…という気もしながら手に取った。が、いやいや、とんでもなくおもしろかった。お姫様たち、なんてことを！（心の叫び）主人公フィリエルのお転婆ぶりの陰に隠れていて、アデイルの本性をうっかり忘れていた。とんでもない暴れんぼうだった。(笑)ある意味、この７巻を最後に持ってきたのは正解だったかも。これにて全８巻読了。素晴らしく楽しいシリーズだった。

2024/12/05

[たるき( ´ ▽ ` )ﾉ]

うわー、ティガ惚れる！アデイル、裏でこんな大冒険をしていたなんてびっくり。ティガとルーン、もしかするともしかするのか？ワクワクが止まらない内容に大満足。

2025/05/24

[カピバラ]

アデイルが主人公の外伝。フィリエルがいない間にこんなことになっていたなんて！アディルはさっさとユーシスとくっつけばいいのに…でも私はティガ派！思っていたので、最後の短編は良かった。笑

2015/03/01

[佐島楓]

今回は面白かった！　アデイルを巡る策略、危機一髪の展開、新たな恋の予感？！　いやー、ドキドキハラハラしました。アデイルも向こう見ずで危なっかしいところ、ちょっとフィリエルに影響されているのかも？　メインの二人は登場しませんが、楽しめました。

2014/12/01