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内容説明
JR野山線の秘境駅である西大川駅。その駅を守る黒猫の駅長さんの地に、美琴が、東京から家族と一緒に引っ越して来た事から物語が動き始める。やさしいふれあいの中で、すぐに縮まる少女と黒猫の距離。少女は、人知れず抱えていた家族の悩みを駅長さんに打ち明ける――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
19
猫が出てくる本には、どうしても甘くなってしまう。知らない作家さんでも絵が気に入れば思わず手を出してしまいます。それでハズレも良く引きますが、今回は当たりでした♪ 秘境駅で一人で駅長さんをやってる黒猫（化け猫）。そこへ彼が化け猫だと見抜く美少女が現れた。この田舎に引っ越してきた彼女は、その駅の定期利用者となった…。猫の駅長さんの律儀さがツボでした。挿入される鉄道ネタに思わず吹き出すこと数回。笑える本は良い本です。2014/10/19
織田麻里
12
利用客一人以下の秘境駅に、二人目の利用客の女子高生が現れるところから始まる。少女は、父親の再婚話しなどシリアスな問題を抱えているものの、のんびり&まったりとした物語です。誰もが幸せになることを願います。2015/01/07
TAKA
11
九州の秘境駅の日常みたいだけど、美琴さんの周りは重そうな雰囲気がある。 電車についてのお話もあるから電車好きにも良いと思います。2024/11/03
睦月
5
駅長さんが可愛い♡2014/10/24
V林田
5
久木野トンネルと大川ループの間ってことは駅の位置 http://goo.gl/maps/ipl6f この辺か。そりゃ秘境よ。東水俣近辺を新水俣経由に付け替えてたり（ちょっと線形に無理がある気はするが。スイッチバックで入るんだろか）、薩摩大口が伊佐大口に名前を変えてたり、駅長は「列車」と呼ぶが都会育ちの美琴は「電車」と呼び続けるとか、こまいところにこだわりを感じる。2014/10/20
