内容説明
神を創造する千早計画――まだそれは開発途中であるが、手にすれば世界を操る可能性を秘めていた。それを封じた宝珠が盗み出された! 桁違いの能力者達を相手に八雲も立ち向かうが歯が立たず致命傷を負い逃してしまう。犯人捜索に加わったのは、八雲を捜し追いかけてきた妹の茜。彼女は兄と違い才ある剣豪だったが、謎のロシア美女の手に落ち、窮地に追い込まれる。神を創造し神を操る千早計画の全貌、そして茜の正体とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなほりふくろう
32
すごく面白かったのだけど、第1巻から道中すっとばしていきなりクライマックスを読んでしまったような違和感を覚えたり。道中エピソードの1冊でも挟んであればクライマックスたるこの巻でそんなに詰め込まなくても済んだろうに、でもこの作家は上手にあしらって、1冊としてきちんとまとめ上げてました。つくづく、丁寧で力量ある方だと感心するばかりで、だからこそ、この2冊での完結は勿体ないとしか思えない。講ラというレーベルに作家や作品を育てる余裕がないんだろうな、とそんなことまで考えてがっかりしたのでした。2014/10/12
まるぼろ
23
もっとこの作品の続きが読みたかったですが、今巻で完結です。さて内容は頓挫した千早計画の記憶を封じていた宝珠が土蜘蛛の残党が雇った傭兵に奪われるのだが…と言うお話。今巻で登場した茜でしたが、最後に爆弾を落としていきましたね…w まぁそういう意味ではラブコメ面では何の決着もつかなかったけど、これはこれで良いのかな、とも。誰がどういう神を信仰するかとかは個人の判断の自由だと思いますが、やはり押し付けはいい結果にはならないですね。そして立派にヒーローをやり通した八雲はカッコ良かったです。次回作にも期待しています。2014/10/17
アウル
23
完結。2巻で終わりとは非常に勿体無い。主人公はヒーローを目指して頑張っているが周りから見たら完全にヒーローだよな。妹のピンチに駆けつける姿がカッコよかったがその後の落差がヒドイなw。ホンマにまだまだ面白そうな展開に持っていけるだろうに残念。次回作にも期待しよう。ゲイ・ボルグの名前出た瞬間、兄貴を思い出してもうた。2014/10/05
よむよ
14
星宮市での事件は無事解決しましたね。しかし、翁という存在はどうやら個ではないようで、まだまだ未来に禍根は残ったままでしょうか。しかし、設定上の妹vs実妹(ただし血は繋がっていない)はとても熱いものがありますね。今回は主に実妹(?)の茜にスポットがあたっていたので、次は元設定上の妹、現後輩の聖の話も掘り下げてほしいです。・・・って、ええええええええええええ、これにて完結!?え?いやいやいやいやいや、道半ばすぎるでしょ!・・・え~。いやまぁ、確かに神様のお仕事に比べたら微妙感漂う作品ではあったけどさぁ・・・。2014/10/31
水無月冬弥
14
幹先生(@motoki_kamiosi)の #ラノベ ええええええ、2巻完結なの! なんで? んなに面白いのに。才能はなくても英雄になれるいい話でした。というか、彼をヒーローとして見ていない人間はいないんじゃないかな?くらいなレベルでいい男です。 こ次回作品はどんなのだろう? できれば同じ世界観の話が読みたいなあ。あああああ、それにしてももったいない。これが打ち切りだったら、編集者失格だよ2014/10/05