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内容説明
健康食品やあらゆる健康法が花盛りだ。だが、薬でさえ寿命への効果が証明されたものは稀だ。寿命を左右する本当の要因は何か。それを解明するには数十年もの研究が必要なわけだが、米国で行われた八十年に及ぶ研究結果が近年明らかとなった。生活習慣を含め、あらゆる要因が調べられた結果、もっとも関係していたのは、若い頃の健康でも食べ物でも運動でもなかった。重要なのは性格であり、生き方であり、愛する人との絆だった。長生きする性格、生き方とはどんなものか。早死にのリスクを減らし、幸福な人生を送るには? 驚きの真実と珠玉の知恵に満ちた一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
19
前提として「長生きしたい人」、研究結果は100年前の米中流家庭の子供の記録。必ずしも今の日本の時代背景とはマッチしていないし、偏見も多い(白い巨塔は野心家をけなす作品等)。結論は「長生きしたければ、“野心”を持ち勤勉に慎重にたゆまぬ努力をして仕事をすること!早く結婚をし子供を持ち離婚しないこと!ただ、内向的な性格は◎」。現代日本の「ワークライフバランスを大事にし、自分がしたいように緩やかに生きていく」風土を批判しています。2016/05/18
橘 由芽
8
今の時代、長生きなんてそうしたいと思わないと言う人は多い。私もその一人だが、長生きする人はどういう人なのか?「憎まれっ子世にはばかる」は本当なのか?などについて科学的な見解を聞いてみたいと思い読みました。科学的ということに多くの人は信憑性を持つわけですが、ま、あくまでもデータ上のこととあまり深く考えないほうがいいような気もしました。読んだ動機と完全に矛盾してるけどね。2019/07/04
とももん
8
計算し、真面目度指数みたいなのを出した。超、真面目だった。ただ、病気の不安などをしまくる癖がある場合、女性だと寿命が返って縮まるらしい。では結局私は寿命が短いのか、、、。結婚した方が寿命が長いらしいが、離婚した場合、男性は縮まるが、女性は大丈夫、など、女性は1人でもたくましく生きていけるのね、など、真面目以外のことでも、色々書いてあって意外と楽しく読めた。2017/10/16
Yuichiro Komiya
8
パーソナリティー障害の専門家である著者が、最新の研究結果から得られた長寿になる性格、生活様式を説明。2015/02/22
たこやき
8
米国の80年ほどの研究を元に、長寿に必要なものを考えた書。しかし、色々と疑問を感じた。まず、元となる研究のデータがそのまま出ず、著者の言葉で部分的なものばかりである、ということ。次に、言葉の定義が曖昧であること。さらに言えば、各章において、第X章「これが大事」、第Y章「こっちが大事」、第Z章「これが必要」……と、章ごとに違っており、で、結局、何が大事なの? という感じになった。2015/02/03