ちくま新書<br> 反福祉論 ――新時代のセーフティーネットを求めて

個数:1
紙書籍版価格
¥858
  • 電子書籍
  • Reader

ちくま新書
反福祉論 ――新時代のセーフティーネットを求めて

  • ISBN:9784480067975

ファイル: /

内容説明

福祉は財政的に限界に達している。一方、さらなる拡充を望む声も根強い。ではどうすればよいのだろうか。不法占拠者や生活困窮者、災害被災者、ホームレスなど、福祉の制度から漏れてきた人びとが、公助に頼らず自助・共助によって展開する生き生きとした暮らしを検証。制度に代わるセーフティーネットの仕掛けを発達させてきた彼らの生き方に学び、「反福祉」の考え方を提唱する。制度にがんじがらめになっている福祉の現状に警鐘を鳴らし、誰もが生きやすい社会を構想する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

14
災害時における回復力の向上とは、困難な危機に直面して状況に適応しながら、いざというときに危機を許容する幅を拡げておくこと(074頁)。生活保護の前に自立支援を(165頁~)。福祉は待っていて下りてくるか、どうか? みんながそれをし出すと、どうなるか? これは、銀行預金を皆が引き出して、銀行がやっていけなくなるような事態に似ていると思われる。2014/11/21

ステビア

8
いろいろジャーゴンが出てくる割に言ってることがしょぼくて何とも言えない。政府の福祉制度の外にある人々のお話。2014/10/30

どら猫さとっち

4
冒頭にもあるとおり、本書は「福祉否定論」「福祉不要論」を提唱していない。この国の福祉制度が、社会的弱者を逆に追いつめられてか救済しづらい状態になっていることを、本書で示しているのだ。興味深いのは、イエス・キリストが、人間を幸せにする機能があるはずの法制度や宗教規制が、本来の機能を失い、それに適応できる/できない人たちを生み出してしまい、差別化されてしまうことである。福祉制度は平等であるはずはない。本書にあるとおり、きめ細かで様々な形で取り組むことが、本来の意味での福祉ではないだろうか。2014/10/13

Nさん

3
2014年刊行。表題の「反福祉」は福祉の否定ではなく、従来の福祉をもう少し広く捉えてみようというもの。共著。金菱が社会学、大澤が社会福祉学の専門。伊丹空港区域内に集住する在日コリアンの行政との関わり・生活困窮者の駆け込み寺としてのグループホームの利用例・大津波に見舞われた東北の漁師たちの知恵と考え方・横浜のキリスト教会のホームレス支援などから考察された現場での実践知が紹介されている。福祉といえば行政の仕事だという印象を抱く人が多いかもしれないが、本書はその印象を打破してくれる一冊だ。(→続く)2021/01/14

しゅんぺい(笑)

3
福祉を社会学で考えたような?本。もっとやわらかい本かと思ったら、むずかしくてほとんど読めなかった。 いまの福祉の制度や実践からこぼれおちているひとに学ぶことによって、福祉をさらに発展させたいとのことですが、内容がわからなかったので、わたしにはなんとも言えないです。くやしい。2014/11/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8290346
  • ご注意事項

最近チェックした商品