内容説明
「あの子さえいなければ--」母親からもそう言われアンラッキーガールのあだ名を持つ少女・能馬優子。中学に進学した優子の前に可愛がっていた猫が、敷き詰められた白詰草の上で惨殺されていた。そして優子に近づいてくる同級生たちはことごとく不幸な事故に陥っていく。これは本当に優子の不幸が呼び寄せたのか!? やがて優子の背にも怪しい影が忍びよる……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
9
普通かな。ラッキーボーイという漫画のオリジナル外伝らしい。アンラッキーガールに関わると不幸になると事で周りから浮いている主人公の優子。中学に進学するという事で心機一転頑張ろうとするが初日から不幸な目に遭ってしまうとこから物語が進んでいく。タイトルの白詰草を上手い事話に組み込んではいるけれども展開は先が読めてしまうし、ちょいちょい消化不良な部分もあるのが残念。最後記憶を失った二人とまた新たに人間関係を自分から築いていこうとする姿を見て前に進む事が出来たんだなと感じれたのは良かった。2014/09/04
disktnk
2
紹介文から勝手に陰鬱なものを期待していたけど、意外に爽やか系。ミステリというにはネタは大体序盤で分かってしまうし、ホラーというにはそこまでの“訳分からなさ”はなかったし、つまりなんか物足りない。怪異現象らしき事象はさておき、少なくとも、精神的抑圧からくる記憶障害については、ちゃんと医者に行った方がいいのでは?2014/10/22
vava1355
2
うーん、ミステリとしてもホラーとしてもイマイチだった2014/09/06