角川スニーカー文庫 サングリア ‐Ｉｎ ｔｈｅ Ｄｒａｃｕｒｉａ ｅａｒｔｈ‐ Ｒの一族

著者名：高野小鹿

KADOKAWA（2014/10発売）

• ISBN：9784041020821

内容説明

人間は吸血鬼に敗れた――そして現在、地球の人類は全て吸血鬼。サングリア（半吸血鬼）の少年、宝泉聖はコールドスリープされた人間の少女を目覚めさせる。しかし彼女は吸血鬼を駆逐する人間が遺した切り札で!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[(●▲●)とらうまん(*^◯^*)]

【★★★☆☆】メシマズの作者がおくる新作は吸血鬼バトルもの。前作と毛色は変わっても、ちょっとしつこい文体と不味そうに摂取する描写には面影が感じられますねｗ スニーカー文庫お得意の続編ありきの構成で、伏線を膨らませたまま気になる引きで次回へ。ただし次巻は検討ですかねー、どうするか。

2014/12/06

[アウル]

結構面白かった。吸血鬼を倒すために遺された少女が半吸血鬼の少年によって目覚めさせられた時世界は吸血鬼だけの世界へと変貌していた所から話が始まる。話の展開は結構良くある感じがするが世界観と設定が面白かった。引きも良い感じで気になるし次巻も楽しみ。口絵でネタバレされるのはちょいと勘弁して欲しかったな。

2014/09/01

[クロウ]

吸血鬼にしては弱すぎる主人公と、人間にしては強すぎるヒロイン。ヒロインの血を飲むことで主人公は真の力を……って構図はどことなくストブラに似ているか。世界観と設定が非常に作り込まれていて良い。サングリアや林檎、始祖、聖棺などなど。くどくない程度の用語がいい感じに中二病してる。目的が復讐ってのもポイント高い。これだけ練られた設定なので、長く続けばさらに面白くなると思う。

2014/09/16

[しぇん]

設定が凝っていて面白かったです。最強の吸血鬼狩<聖櫃>を順次コールドスリープさせ人数がそろったら始祖を倒す。という目的の為2020年に眠りについた少女が2200年すぎに目覚めて見た世界は……。人間全て吸血鬼になってしまったが平和な世界だったのです！　と、目的を見失ってしまった少女と復讐に燃える少年のボーイミーツガールですね。八人の始祖の設定もこっていますね。カグヤ姫はともかく、キ●ストも始祖にしてしまうとか大丈夫なんでしょうか。色々と。気になる引きになっていますので、続きも楽しみです。

2014/08/30

[サキイカスルメ]

吸血鬼だらけだと、もうただの吸血鬼には興味ありませんな状態に（え）世界で唯一の人間土萌華と、彼女を見つけた半吸血鬼サングリアの少年聖のお話。どうやら相性が悪かったらしく、表現に気になる点があって集中できませんでした。シリアスめなお話のように感じたのですが、文章が軽かったかなぁと。主人公がいきなり覚醒して俺TUEEE！する展開が苦手なこともあり、うーん合わなかったようですね。登場人物は好きだったので最後まで読み切れました。聖のツンデレぶりもよかったですし、ヒロイン土萌華が地味可愛かったのもグッド。

2014/09/03