内容説明
娘のために母が重ねた罪。
彼女は身代わりに過酷な償いを受け入れた。
嘘よ、母が横領していたなんて! ラヴェンナは衝撃を受けた。彼女の目の前に証拠の偽造小切手をつきつけながら、ジョナス・デヴソンは怒りと憎悪を全身にたぎらせている。かつてラヴェンナの母はデヴソン家の家政婦だったが、はからずもジョナスの父と恋に落ち、二人はパリで暮らし始めた。ジョナスの父が亡くなり、莫大な資産の整理をしているうちに、彼は不正な大金の引き出しに初めて気づいたのだという。白血病が癒えたばかりのラヴェンナは胸を痛めた。すべては私のせい。そのお金は私の治療費として使われたのだ……。「母じゃない、私がお金を盗んだの」彼女は思わず嘘をついた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ササキ
1
良かった。好きな話。復讐に燃えるヒーローだと思いや、意外と優しくて好感がもてた。ヒロインも病気を克服して頑張るしっかりした女性。2015/08/13
おぎょ
0
病み上がりのヒロインが母親の横領を庇いヒーローの屋敷を修繕することになるが…というお話。 お金の横領と親世代の愛憎とで複雑な出だしだが良識のあるヒーローは非道になりきれず、ちょっと傲慢、たっぷり甘々の優しい展開。 激しい復讐が好きな人には物足りないかもしれないけど基本甘い話が好きな自分にはちょうどいい案配でした。2020/11/06
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