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文春文庫
月の光(ルナティック)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167642044
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

排気量2000ccの改造バイクを愛する売れない物書きのジョー。新興宗教団体に麻薬で縛られた知人を助けるため、絶世の美女にして空手の有段者である律子とともに、東京から丹後半島までバイクで駆け抜け、教祖と対峙する。性と麻薬と宗教を描いた長篇ハードボイルド。

著者等紹介

花村万月[ハナムラマンゲツ]
1955年東京生まれ。中学を卒業後、オートバイで全国を放浪し、数々の職業に就く。北海道をツーリングした折の紀行文が旅雑誌に採用され、原稿料を手にしたのをきっかけに小説を書き始めた。1989年『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞、若者がもつ峻烈な生命力と疾走感を描いて、多くの読者を得る。1998年『皆月』で吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yashi_masa

8
著者の本は『ゲルマニウムの夜』以来であるけれど、物語にスピード感がありすらすらと読むことが出来た。が、性・麻薬・宗教を語るには短かったという印象だ。この三つに共通する点として「洗脳」を挙げられるが、私はこの点は考えさせられるところだった。律子・松原・ジョーに共通する点で、物語の中軸として語られているところは興味深かった。親の教育も性の目覚めも洗脳の一部であり、私たちが生きる日常にも洗脳が転がっている。つづく2016/05/08

Thinline

3
久しぶりの花村萬月で定番だけど暴力とオートバイと麻薬。内容はちょっと軽めでサクッと読み終えた。2023/01/25

犬を飼っています。

3
地下鉄サリン事件の前にこれを書いたのはすごいけどそれだけ。2018/10/18

4545

3
萬月初期のエンターテイメント冒険小説。2000ccに改造したハーレー、空手の達人の美女、攫われた友人、新興宗教、麻薬と盛り沢山。おなじみの暴力とセックスのロードノベル。 オウム真理教事件の前に書かれているらしいが、イニシエーションとか、催眠術による洗脳とか、まさにって感じ。萬月は、キリスト教の福祉施設に収容されていたからね、宗教に対していろいろと言いたい事があるのだろう。2008/12/06

もと

2
古い本を読んだ。 少しオウム事件を想像させる、洗脳とオートバイと麻薬と暴力を小道具にしたロードノベル2023/07/17

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