内容説明
反ホムンクを撃退したコル・ミモは、銀河系を救うには時間パラドックスを起こすしかないと確信する。しかし時間遡行に必要なゼロ時間デフォルメーターはテラにはなく、銀河系に現存するのはラパリストが極秘に建造した一基だけ…。それを奪取するためにミモは、シェーデレーアとコスム、そしてゴシュモ=カンの協力を取りつけた。一行は新型の艦隊テンダーを駆り、ラパリストの惑星アルケミストへ向けてスタートした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーチャー
9
現状を打開するためタイム・マシンを利用して時代の流れを変える・・・という展開はSFらしいとは感じるのだが、それってなんか安易だよな~っと思いながらも、私は311巻目を読むのであった・・・。2015/08/11
黒猫トム
1
チェスの駒が、どうやら自分たちは駒にされているらしいので、ルールは知らんがこのまま負けたら死ぬだけなので失うもなぁ無ぇ、やったれやったれと暴れ出す。で、唐突に解決策が示されるんだけど、なぜそれがキーとなるのかの説明は朧のままなのだった。うーん、もうどうでもいいけど。早く公会議サイクルに行きたい(けどまだまだ先は長いの知ってるつらい) この展開のためにPADウイルスは通常の感染ウイルスとは違うからこれやっても大丈夫なの。という久々に強引なご都合主義が炸裂した。この無茶、この不条理こそローダン・シリーズよ。2019/03/26